住宅の「基礎」は、家の重みを支える非常に重要な部分です。
普段は意識していませんが、文字通り縁の下の力持ちの役目を担っていますよ!
とはいえ、住宅の基礎なんて馴染みのない方がほとんどですよね。
- 「どの基礎を選べばいいかわからない!」
- 「べた基礎が安全だと聞いたけど本当?」
- 「基礎工事には、だいたいどれくらいの費用がかかるの?」
こういった疑問をお持ちの方がほとんどだと思います。
そこで今回は、基礎工事の種類や費用などを、まとめて分かりやすくご紹介します!
参考
めんどくさい!家の資料請求が一括でできるサービスまとめ
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
基礎工事の種類
基礎工事とは、住宅の土台になっているコンクリートの部分を言います。
基礎は大きく2種類に分けられます。
- 軟弱な地盤に採用する「杭(くい)基礎」
- 地盤の状態が良い場合「直接基礎」
さらに「直接基礎」は、3つに分かれます。
直接基礎の種類
- 独立基礎
- ベタ基礎
- 布基礎
今回は、日本の住宅でよく採用されている「ベタ基礎」と「布基礎」の特徴をみてみましょう。
ベタ基礎の特徴
基礎全体にコンクリートを流し込み、「面」全体で家を支える構造です。
最近住宅の基礎に多く用いられるのが「ベタ基礎」という形状です。
一般的に、地盤が弱い場合はべた基礎を採用します。
べた基礎は、「面」で支えるため、家の重みが分散され、地盤への負担が少なくなるからです。
また、地震の揺れや、不動沈下にも強く、性能面で、布基礎より優れていると考えられています。
ただし、地盤の状態や、建物の建築工法によっては、布基礎の方がよい場合があるので一概には言えません・・・。
よく相談して決めましょう。
布基礎の特徴
布基礎は、建物の壁に沿って、T字を逆さまにした形のコンクリートを、地中に埋め込み支える構造です。
地面全体ではなく、建物が乗る部分しか打たない方法ですね。
「面」で支えるべた基礎に対して、布基礎は「線」で支える構造だと言えます。
布基礎のメリットは、べた基礎と比べ、コンクリートの面積が少ないので、コストを削減できることです!
一方、デメリットは、地面からの湿気対策をしないといけないことです。
地面がコンクリートで覆われていないので、地表の水分が水蒸気になって出てきてしまいます。
出てきた水蒸気は、結露やカビの原因になってしまうので、床下の防湿対策は重要ですよ!
また、べた基礎は、地面との隙間からシロアリが発生する可能性も高いです。
特に、湿気によって腐った木材はシロアリの大好物なので、気を付けましょう。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
基礎工事の価格目安
基礎工事の価格は、家全体の5~10%を占めるといわれています。
ただし、基礎工事の費用は、家が縦に長いか・横に長いかで変わってきます。
同じ広さの住宅でも、3階建て住宅より平屋住宅の方が、基礎費用が高額になるということです。
基礎の施工が必要な面積が多くなりますからね。
また、基礎の種類によっても価格が変わります。
具体的な価格目安は以下です。
- べた基礎:130~150万円程度
- 布基礎:100~120万円程度
だいたい30万円前後、布基礎の方が費用を抑えられるようです。
実際に施工した方の例を見てみましょう。
24.3坪のべた基礎で、総額は約83万円だったそうです。
基礎はベタ基礎
1階部分の24.3坪の金額です
コンクリートべた基礎工事 680400円
玄関部分4.5坪 63000円
鋼製束 43740円
これの事
基礎パッキン 43740円
合計830880円です
まとめ
基礎工事は、べた基礎より、布基礎の方が安いです!
ただし、「布基礎は性能の悪い安っぽい工法」と考えるのは誤りです。
地盤が弱い場合は、べた基礎が良いですが、地盤の状態や上に建てる建物の工法などによって、布基礎の方がいい場合もありますよ。
あわせてチェック
- めんどくさい!家の資料請求が一括でできるサービスまとめ
- ダメ会社を選んで失敗しない為に|簡単にハウスメーカーを比較する方法
- 新築基礎コンクリート工事で雨が!強度上の問題とやり直しの必要性は