積水ハウスとセキスイハイム、ハウスメーカーの中でも最大手で共に超有名ですよね!
ただ・・・これらのふたつの会社が全く別々の会社だってこと…ご存知でしたか?
ぶっちゃけ、実際に家を建てるにあたって調べ出すまで知りませんでした。
こんなに大企業なのですが・・・
だって、ねぇ?
「同じ会社?もしくはグループ会社かな?」かと思ってしまうほど名前がまんま似過ぎですから。
メッチャ紛らわしいですよね。
この二社の違いを徹底的に比較していきたいと思います。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
ホントに別企業なの?
積水ハウスとセキスイハイム。
ともに「セキスイ」の名が入るこの二社ですが、ホントに別企業なのでしょうか。
企業としての正式名称を調べると・・・
- 積水ハウス:積水ハウス株式会社
- セキスイハイム:積水化学工業住宅カンパニー住宅営業部の住宅ブランド商品
そうなんです。
セキスイハイムという会社は存在しないんですね。
※地域エリアごとの支店が株式会社化はされています。
セキスイハイムはもともとは、商品ブランドなのです。
各社の歴史と関係性
もともと積水ハウスは積水化学工業の住宅部門でした。
業績悪化等の理由によって、1960年に分社化されて(切り離されて)別の会社になったのです。
分社化は積水ハウスにとっては経営改善の起爆剤となり、先進的なハウスメーカーとして現在の地位を確立させました。
その成功を見た積水化学工業が再び立ち上げたのが、セキスイハイムというブランド。
微妙に…複雑な間柄ですよね。
ただ、積水ハウスの大株主が積水化学工業株式会社であることから分かるように、まるっきりの無関係という訳ではありません。
各社の成り立ちから考えると、名前が似ているのが分かりにくいのは確かですが・・・
ある意味、しかたのないことなのかもしれないですね。
セキスイハイムのHPには見つけることが出来ませんでしたが、積水ハウスのHPでは「よくある質問」に見つけることが出来ました。
セキスイハイムと積水ハウスは良く似た名前ですが、どう違うのですか?
積水ハウスは、元々、積水化学工業株式会社のハウス事業部からスタートしました。そこから1960年積水ハウス産業株式会社として独立し、1963年に商号を積水ハウス株式会社に変更し、現在に至っています。積水ハウスが母体の積水化学工業から独立した約10年後、積水化学工業が再度社内に住宅部門として「セキスイハイム」を設立しました。
このように社名は良く似ているのですが、それぞれ違う工法、販売方針で営業しております。工法などの詳細の違いにつきましては、それぞれのホームページでご確認いただければ幸いです。引用元:よくあるご質問
・・・そら、よく質問あるでしょうね(笑)
両社は仲が悪い?
ともに大企業ゆえに、単純な好き嫌いとか、敵対関係とか、そういったことは考えにくいでしょう。
ただし、両者とも、どうしたって勘違いしている顧客は多いでしょうから、その面ではうんざりしている部分はあるかもしれません。
営業マンによっては、露骨にライバル心を燃やしている人もいるかもしれませんね。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
各社の構造の違いは?
- 積水ハウス:ユニバーサルフレーム
- セキスイハイム:ボックスラーメン構造
積水ハウスのユニバーサルフレームは、耐震効果が高く、設計の自由度が魅力の構法です。
それにプラスして地震の力を熱に変え変形を抑えてくれるシーカスという制震システムがとられています。
対して、セキスイハイムのボックスラーメン構造は、超高層ビルにも採用されている構法です。
高強度かつ耐震性の良さが魅力。
またサッシに耐震ブロックを標準装備、耐震対策万全です。
参考
セキスイハイムの特徴と坪単価価格まとめ|免震や制震を排除した鉄骨構造の強さとは
ただ、積水ハウスに対してはこんな意見も…
大地震が起こった場合、ある程度は「シーカス」がダメージを吸収してくれますが、それでも構造に与えるダメージも少なからずあるんですね。
積水ハウスは鉄棒を交差させた「ブレース」を耐震の基礎としているので、構造の中では地震時に一番「ブレース」部分にダメージが残ってしまうのです。
※ブレースとは木造軸組の構造で言う「筋交い」部分。積水ハウスの営業マンも包み隠さず紹介していましたが、大地震を2回以上受けると、ブレースが変形してしまう恐れがあるため、メンテナンスが必要となってくるという難点があるんです。
耐震性能的に問題はないのですが、大地震毎にブレースの点検が必要となるんです。
そうなるとやっぱりメンテナンス費がかさんでしまいそうです。
まぁ・・・大地震が起きた際には多少のメンテナンス費用も仕方ないのかな~とは思いますが、出来ることなら出費は避けたいところですよね。
メンテナンス面から考えると、積水ハウスは『建築後15年以降の点検は有料』なことに対し、セキスイハイムの場合は『60年後まで無料定期診断アリ』なんです。
定期的に点検をお願いすれば安心して暮らすことができそうです。
ただ・・・無料なのは点検のみですので・・・
結局のところ、保証期間を過ぎたらメンテナンス自体は有償となります。
セキスイハイムのリフォーム営業が激しい!!という口コミもありますし、結局どちらを選んでもメンテナンス費用としては変わらないのかもしれません。
金額面においての差は?
積水ハウスもセキスイハイムも坪単価は60万円~85万円程度と大きな差はありません。
どちらも最大手の一流HMなので、多少の割高感は否めませんが。。。
ただ、家は『人生で一番高いお買い物』ですし、だからこそ満足のいく家を建てるためにお金がかかるのは仕方のないことかなとも思えますよね。
まとめ
大手ハウスメーカーである積水ハウスとセキスイハイムでは、耐震性能は両社とも最高水準ですし住宅性能も快適そのものです。
どちらかを選ぶ時の一番の決め手になる点は、それぞれの強みである以下の二点のどちらを好むか、ということに集約されるのではないでしょうか。
ポイント
- 間取りの自由度やデザイン性の高い積水ハウス
- 鉄骨ボックスラーメン工法という頑丈な造りのセキスイハイム
最終的には施主さんの判断しかありませんので、実際に展示場へ足を運んだり、見積りや打合せを繰り返しながら決めていくしかないかもしれませんね!
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