「休肝日始めたいけど、どれくらいの日数が効果的なんだろう?」
- 週に1日取ればよい
- ちがうよ週に2日は必要だよ
- いやいや連続して取らなきゃ意味がない
様々な憶測が飛び交う「休肝日の効果的な日数」について詳しく見ていきましょう。
※※酒好き必見※※
※健康リスクが目に見える!!
休肝日の効果的な日数とは
結論から言うと・・・
「休肝日は週1日以上」と推奨されています。
この根拠は厚労省の公式見解によるものです。
肝臓を休めるために週に1日以上飲酒しない日を設けることを推奨する目的で作られた造語。
なので、週一日以上を休肝日にあてるようにしましょう。
週1日以上の休肝日で期待できること
この休肝日を設けることで、
ポイント
- アルコール依存症の早期発見
- 肝機能障害の予防に期待できるかもしれない
というメリットが受けられるのです。
アルコール依存症の予備軍や患者となると、週1日すらも酒を空けるのが難しいということなのです。
さて、ここまでで違和感にお気付きですか?
最も大事なことである「肝機能の改善効果」について。
これ・・・
実は科学的根拠が立証されていないのです。
休肝日を設けると飲酒総量が減るので肝障害が予防できる可能性があります。しかし、反動で飲酒する日の飲酒量が増えるかもしれません。休肝日を設けられるか否かで、肝障害の進展を予防するという科学的根拠はありませんが、アルコール依存症のような問題飲酒の顕在化には役立ちます。アルコール依存症や予備群であれば、休肝日にはイライラしたり寝付きが悪かったりするため休肝日を継続することに失敗するからです。
繰り返しですが、こちらは厚労省が発表しているサイトからの引用です。
「休肝日に明確な効果を期待してはいけない」ということなのです。
休肝日ゼロのリスク
「じゃ、休肝日なんてイラネーじゃん!」となってしまいそうですが・・・
そうは言っても・・・
慢性的な飲酒は酒量を増やしますし、肝臓にダメージを与えてしまうことは間違いありません。
アルコールの飲みすぎにより肝臓病がおこります。はじめは脂肪肝で、飲みすぎれば誰にでも起こります。飲み続けているとアルコール性肝炎になり、死亡することもあり得ます。さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入ります。ここまで来ると治すことが困難になります。そうならないような飲み方、またアルコール性肝臓病の早期発見が大切です。
要は「酒を飲みすぎると肝臓病になっちゃうよ!」と書かれています。
まぁ、小中学生でも知っていることですけどね。
ここに書かれている恐ろしい病気は3つ。
注意ポイント
- 脂肪肝
- アルコール性肝炎
- 肝硬変
特に肝硬変にまでなると、治すことが困難になってしまいます。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、具体的な痛みの症状などを起こさずに悪化してしまっているケースが多くあります。
酒飲みからしてみると全くもって恐ろしい話です。
「休肝日が肝臓病の予防になるとは言い切れない、でも何もしないでガブガブ飲んでいたら恐ろしい病気になってしまう」ということです。
具体的な日数や連続性について
厚労省が推奨しているのは週1日以上ということでした。
では、「週2日以上」とか、「連続2日以上空けましょう」というのは・・・?
そう、お察しの通り、特に根拠はありません(笑)
一番大事な目的は、
ポイント
- アルコール依存症にならないこと(早期発見)
- 飲酒総量の減少
この2つです。
この2つの観点から言えば・・・
週1日以上などとは言わず。
連続○日以上などとは言わず。
できるだけ多くの日数を空ける(=飲酒量を減らす)ことが大事ということなのですね。
酒飲みには辛い事実ですが(汗)
まずは無理せず、自分のペースで休肝日を設けていきましょう。
まとめ
人生は長いです。
肝臓を壊してしまったら、お酒が一滴も飲めない生活だってあり得るのです。
うまいお酒を一生涯飲んでいく為に、うまいこと休肝日を取り入れていきましょう!