もし、安いからという理由だけで…
ハウスメーカーや工務店を決めようとしているのであれば、絶対にやめた方がいいです。
というのも私がそうだから。
複数社と打合せを重ねていくうちに…
値下げ交渉自体が楽しくなってしまっていたんです。
あっちの見積もりをこっちに持ち込み。
こっちの見積もりをそっちに持ち込み。
たった、それだけのことで、みるみる値段が下がっていくんですもの。
ただし、やり過ぎて、多くの会社からはさじを投げられてしまいました。
「とにかく注文住宅なのにビックリするくらい安い家を!!」
という迷走してしまった目標で行き着いたのは、ローコストハウスメーカーより安かった地域の工務店です。
ここで決めてしまったのが、私の最大の過ちでした。
トラブル続きの新築工事
地域の工務店と言っても、営業さんもいたので、その人と見積もり交渉から、段取りや打合せまでしていたんです。
えぇ、この時は良かったんですよ。
私のどんな無茶ぶりにも「善処します!!!」と、対応してくださって。
そのおかげで、どこのハウスメーカーよりも安い見積もりで契約することができたんです。
でも…
ふたを開けてみたら地獄の始まりでした。
トラブル例
- 地鎮祭の道具や供物は工務店で用意してくれる予定
→現地にはテントしかなかった - 着工予定日に見学に行くも誰も何も来ない
→連絡なしで変更されていた - 土砂降りの日に基礎コンクリ工事
→現場がプールみたいになってた - 建築資材が現場にあまざらしで放置
→玄関ドアなんか2週間くらい置いてあった - 監督から職人までタバコ吸いながら施工
→吸い殻が区画内に散乱 - 指定の仕様と違うのが多数
→クロス、床材、コンセント位置 - 近隣住民から工事へのクレームだらけ
→ろくにあいさつ回りしていなかったらしい
見るだけで頭が痛いでしょう?
新築工事って、みんなこんなに大変な思いしてるの?って思っちゃいました。
理想のマイホームができると思うと、ついつい足しげく見学に行ってしまっていたんですよね。
…そこにあったのは絶望だらけでしたが。
なんとか完成|実際に住んでみると…
紆余曲折ありながらも、なんとか引き渡しまで無事終わり…
引っ越して新居へ住みだしたんです。
「色々あったけど、良い家が建ったなぁ」
初めての晩は感慨深くて、なかなか寝付けませんでした。
でも、その感慨は、翌朝ぶち壊されることになりました。
ひゅーひゅーひゅーと、頬をなでる冷風。
季節は秋です。
冷房をかける季節ではありません。
その寒さで目覚めると…
どうやら、壁のコンセント周りから、すきま風が漏れているようでした…
まぁこれくらいはあるものかなと、後日直してもらったのですが…
ほかにも…
- 窓の建付けが悪くて変な音が
- 戸棚の奥に謎のビスが転がってた
(余っていいの???) - LAN回線がめちゃくちゃで回線屋さんに直してもらった
- トイレの手洗いがひん曲がってた
- コンセント周り以外にもすきま風発見
- 目地がデコボコで下手くそ
- クロスもデコボコ過ぎ
- 照明の接触が悪くてうまく点いたり点かなかったり
- よく見ると外壁に汚れが残りまくり
- お風呂の排水がうまく流れない
- 外構の仕様が打合せ時と異なる
こんなウソでしょ?と目を疑いたくなることばかり。
全部スムーズに直してくれたらよかったのですが…
担当営業がぜんっぜん連絡つかない。
契約、着工まではうるさいくらいに連絡が来ていたというのに。
3回電話して、やっと1回繋がるくらいなもので…
しかも、依頼した直し箇所も、数か月放置が当たり前。
いつ直しに来てくれるんだ?と、忘れた頃にアポなしで当日訪問に来る感じ。
お風呂の排水問題の時など、何時に来たと思いますか?
朝7時ですよ、アポなしで。
思わず「こんなことってあるの!?」なんて知恵袋で聞いちゃったんですけどね。
そうしたら「きっと現場前にちゃちゃっと直したかったんでしょう」てね。
よくあること…なのか…?
また、外構が打合せ時と微妙に違ったんですよね。
ポストの型番も違うし、タイルとコンクリの位置も図面と微妙にズレてる。
これじゃダメだろうって抗議したんですけれども…
「いやぁ、こっちの方が仕上がりかっこいいじゃないですか」
なんて、ふざけたこと抜かして、のらりくらりと、かわされてしまうんです。
結局、泣き寝入りです。
さらに言えば、最後の直し箇所に気付いた時なんて…
担当営業は退職してしまっていましたからね。
ウソでしょ?
「家は建てた後の付き合いの方が長いんです!(ドヤァ)」
って言ってたのに。
やはり、あまり言いたくはありませんが…
安かろう悪かろうを地で行く住宅会社だったんでしょうねぇ。。。
欠陥住宅だ!!!と騒ぎたいところではありますが、安すぎる会社を選んでしまった私もいけないんでしょうね。。。
欠陥住宅の住宅会社をつかまない為にできること
いまさら遅いのですが、思い起こせば…
真剣に注意してくれたハウスメーカーが何社かありました。
「お値段は大事ですが…やはりその分クオリティというものが…」
この時は…
「何言ってやがるんだ、広告費ばっかり使いこんでるからハウスメーカーは高いんだろう!」
なんて、邪険にしてしまいましたが、実際ホントのことでしたね。
工務店が一概に全部悪い!なんて言いませんけれど、、、
- 多くの顧客に選ばれている
- 何かあっても経営が盤石
- 保証体制も万全
- 経営体制がホワイト
こういったハウスメーカーを選ぶのが一番でしょう。
実は同時期に友人がハウスメーカーで建てたんですけど…
私のトラブル話をする度に怒り心頭でした。
「あり得ねぇ!」
「いやフツーそんなのあったら無償で直す以前に、お詫びでサービスしてくれるくらいだろ!」
「お前んとこほどじゃないけど、うちも少しは不具合あったけど、全部無償で迅速に直してくれたよ!」
友人の話を聞くたびに、うらやましい気持ちがむくむくとわいてきてしかたありませんでした。
それと同時に出てくるのは後悔の念ばかり。
なぜ自分は欠陥住宅まがいの注文住宅を建ててしまったんだ…と。
最初の話に戻ってしまいますが、値段だけで決めてしまったことがすべての原因ですね。。。
相見積もりをするのは当然のこととして…
これらが大事だったんですよね。。。
私はついつい値段ばかりで奔走してしまいました。
そのせいで、ちゃんとした提案をしてくれたハウスメーカーを切ってしまっていたんです。
その点、友人はちゃんとしていました。
なぜ、そんなにちゃんとしたハウスメーカーで、お手頃な値段で家を建てられたのか?
その秘訣がどこにあるのか?
それは、自宅でじっくりと資料を比較したからだということです。
友人曰く…
「住宅展示場とか営業所での話って、向こうもこっちも盛り上がっちゃっているから、冷静な判断がしにくいんだよ。」
「間取り図を見ながら生活導線の話なんてされたら、どんな人だってワクワクしちゃうからな」
「工法だって、各社独自の先進技術について話を聞いたら、どこも良く聴こえちゃうもの」
「だから、あえて資料だけを一度手元に集めて、冷静に比較したんだ」
な、なるほど…!!
「でも、カタログだけじゃ、本当の違いや予算なんてわからないんじゃ…?」
「一社の見積もりをもらうのだって、打合せとかヒアリングとか大変だし…」
場合によっては現地調査だったり、地盤調査まで行わないと見積もりをくれない、なんてことはよくあります。
なんと見積もり資料を出すだけで、5万円を請求される超大手ハウスメーカーだってあります。
※住○○業
「それが簡単にできるんだよ、無料の一括資料請求サイトを使って、たった数分でね」
「資料が届いたら、あとは比較しただけさ」
一括資料請求???
…マジか。
たった数分かけただけで、欠陥のない素晴らしい家を…?
色んなメーカーに出向いて必死で交渉していた自分はいったい…?
「…もっと早く教えてよぉおおおおおお」
「わ、わるい…」
気になって実際に使ってしまった話
これはもうホント、サービス側にとっては、迷惑な話かもしれないのですが…
どうしても気になって、私も資料請求を使ってみちゃいました。
だって悔しいじゃないですか。
「本当にそんなに違うの?」って自分の目で確かめてみたくなってしまったのです。
それに、タダほど怖いものはないって言うじゃないですか。
「どうせ、聞いたこともないような住宅会社しか入ってないんだろう」とタカをくくっていたんですね。
えっ…
普通にダイワハウスとかセキスイハイムとか、超大手企業もいっぱいいる。。。
それに高級なハウスメーカーだけではなく、タマホームやアエラホームなどのローコストハウスメーカーもいっぱい。。。
これには驚きでしたよ。
ぶっちゃけ「ちょっと怪しいサイトなんじゃないの?」とも思っていたからです。
酷い言い方をすれば「たまたま良い会社に当たっただけなんでしょ」とまで思っていました。
虫が良すぎる話ですから。
でも、違った。
一流企業も多数参加していて、絶対に安心なんだ!って思っちゃいました。
で、実際に条件を入力していくと、聞いたこともない住宅メーカーが出てきたんです。
私は思いましたね。
「ほら見たことか!どうせ安いだけなんでしょ!!」
そんなことを思いながらも、会社概要を見ていると…
めちゃくちゃしっかりした会社だってわかったのと、雰囲気が良さそうだったんで、あわせて請求を依頼してみたんです。
結果から言えば…
アッシュホームの提案力や対応力が一番でした。
超大手のS社やD社も一緒に請求したのですが、なんか間取りがおかしいし、なにより予算額めいっぱいの見積もりだったからです。
「あぁ、やっぱり大手は大手なんだな」と思ってしまいましたね。
(それでも私のもらった大手の見積もりより安かった…)
申込み自体は、必要事項を記入するだけなので、ものの数分でした。
ちょっとITに自信がない私でもできましたから、なんだったら小学生でもできちゃうんじゃないかな?
質問される項目を埋めていくだけでしたからね。
↓こんな感じです。
数日が経った頃でしょうか。
実際に資料が届きました!
※そのまま載せると身バレしてしまうので、一部加工してあります。
なんてしっかりした資料が届くんだ…これなら冷静に比較も簡単にできそう…
こういう資料がたくさん届いたので、なるほど、これなら良い会社を比較するのに便利だなぁと、後悔とともに感心してしまいました。
資料請求の後は、しつこい営業を覚悟していたのですが、確認メールが一度来ただけでした。
ひやかしなので怒られてしまうんじゃないかとビクビクしていましたが、その心配は無用でしたね。
結局、完全に無料でスマホを数分ポチポチするだけで、良い提案資料が簡単に大量に手に入ってしまったんです。
私ももう少し早く知っていれば…
注文住宅の一括資料請求でできること
これを最初にやっておくことで、私のような失敗はなくなります。
本当に家を建てる前に知りたかった…
ポイント
- 多くの会社の提案を比較することができる
- 金額面での比較が簡単
- 冷静に住宅メーカーを選ぶことができる
- 全部無料で使える
- 気に入らなければスルーOK
ずるいですよね、こんなの。
情強って言うんですか?
そういう人たちしか知らないんですもの。
より安いメーカー、より良い提案が簡単に手に入るなんて…
私のように、安さだけで住宅会社を決めて後悔するなんてことなく、理想の家を建てることができるはずです。
注文住宅一括資料請求に種類が?
調べてみると注文住宅の一括資料請求には、他にもいくつかの種類があることがわかりました。
- カタログだけをもらうことができるもの
- 見積もりをもらえるもの
- 間取り提案をもらえるもの
- 予算計画をもらえるもの
ここまで説明したとおり、私に足りなかったのは、各社を冷静によく比較すること。
カタログだけもらってもしかたがありません。
カタログには実際の金額が入っていませんからね。
カタログを集めるだけなら住宅展示場へ行けば済む話です。
いっぱいあった一括資料請求のサービスについて、わかりやすく一覧表にまとめてみました。
タウンライフ | スーモ | ホームズ | 持ち家計画 | |
カタログ請求 | ◎ | ○ | ○ | ○ |
見積もり | ◎ | × | △ | △ |
間取り提案 | ◎ | × | △ | △ |
土地探し | ◎ | × | × | × |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
「あ、スーモやライフルは知ってる!!」って思ったんですが…
残念ながら、カタログ+α程度で詳細資料をもらうことはできないようです。
改めて並べてみると、どれを選べばいいかは一目瞭然ですよね。
実際に私が試してみたのもタウンライフです。
あくせく自分で資料を集める前に、詳細資料を簡単に手に入れておきましょう。
提案された見積もりが高いのか安いのか、間取りや予算計画は適切なのか簡単に比較することができますよね。
自宅でじっくりと、冷静な判断でハウスメーカーを選ぶことができますね。
家づくりで損をしないために
無料の注文住宅一括資料請求をうまく利用した方々は、満足いく理想の家が建ったという声が出ています。
私と違うのは、自分でメーカーを決める前に資料請求で比較検討をしただけです。
家って、要望が同じなら、同じような間取り図があがってくるんですよね。。。
で、全く似たような図面なのに、200万円も300万円も違うっておかしくないですか?
住宅性能まで変わった上で、ですよ。
私は、比較検討を怠ってしまった結果、非常にもったいないことをしてしまいました。
それを的確に比較できるのが注文住宅の無料一括資料請求なのです。
でも、実はこれを使わなくてもできる話ではあります。
それは、自分の足と時間を使って一社ずつ交渉をすること。
私のように足でやる方法です。
私は値段だけで決めて失敗してしまいましたけどね。。。
自分でやる方法
- 一社に要望を伝え、見積もりや図面をもらう
- 競合へその資料を持ち込み、価格交渉
- 最初の会社へ戻り、さらに価格交渉を行う
- さらに三社目へ同じく持ち込む
- 以下、繰り返し・・・(´Д`)
非常に忍耐力のいる作業ですし、良い営業さんがいた場合、お断りしなければいけない苦痛を伴います。
私は数字ありき!で切り捨て過ぎてしまいました。
注文住宅の無料一括資料請求なら、↑の手順をまるっと全部すっ飛ばすことができるわけです。
複数社との打合せは不要で、提案資料が微妙だったらスルーすればいい。
めちゃくちゃ効率的ですし、気持ち的にも楽ですよね。
これだったら、面倒くさがりで気弱な私でもできたかもしれないのに。。。
自分の足を使って比較検討したり。
値段だけで比較したり。
そんな家づくりはハッキリ言って時代遅れだったということを痛感しました。
注文住宅一括資料請求を使って、便利にお得に後悔のない注文住宅を建ててください。
どうか私と同じ失敗をされませんように。