Googleアナリティクス、これほど便利なものはありません。
ですが初心者に対しては・・・あまり優しくなく。
どうにも取っ付きにくい部分も多いですよね。
そんな「分かりにくい!」を解消する為に。
初心者がアナリティクスでサイト分析をする為の基本的なことをまとめていきたいと思います。
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスとは、Googleが完全無料で提供する、【最強のアクセス解析ツール】です。
SEO対策はGoogle様を考えておけば良いんですからね。
そのGoogle様が提供するツールです。
非常に理にかなったツールと言えます。
しかも無料。
双璧を成す、Googleが提供する解析ツール『サーチコンソール』とあわせて導入をしておきましょう。
アナリティクスもサーチコンソールも、ウェブサイトを運営していく以上、必須のツールです。
早い内から慣れておく必要があります。
アナリティクスでの見方
アナリティクスを開くと、まずはこの画面。
※数値公開するとGoogle神様に怒られるので伏せています。
こちらの画面が、アナリティクスで分析をする時に一番よく見る基本的な画面になります。
(左側のメニュータブで言うと『ユーザー→概要』)
この画面の意味するところを見ていきましょう。
拡大します。
なにやら、聴きなれない単語が並んでいますよね。
- セッション
- ユーザー
- ページビュー数
- ページ/セッション
- 平均セッション時間
- 直帰率
- 新規セッション率
この中では「セッション」と「ユーザー」の違いが分かりにくいと思います。
まずは直感的に分かりやすい項目から、ひとつずつ見ていきましょう。
ユーザーの意味
サイトに訪問したユーザーの数です。
要は『あなたのサイトに何人来たのか』という単純な数値です。
ウェブ用語で言い換えると、『ユニークユーザー(=UU)』と表現される場合もあります。
ページビュー数の意味
例えば、Aさんというユーザーが訪問したとします。
Aさんはアナタのサイトが気に入り、5ページほど閲覧してから離脱しました。
この時のページビュー数は【5】
「あなたのサイトが何回見られたか」を表す数字です。
PVなどとも表記されます。
直帰率の意味
「今日は出先から直帰しま~す。」
・・・と基本的に意味は同じです(笑)
また別の日にAさんがいらっしゃいました。
今度は新記事だけ確認してすぐに帰ってしまいました。
→ここまでの直帰率は「100%」となります。
(1人中1人が直帰した)
Bさんがいらっしゃいました。
Bさんは2ページ見ていきました。
→ここまでの直帰率は「50%」となります。
(2人中1人が直帰した)
Cさんがいらっしゃいました。
Cさんは5ページ見ていきました。
→ここまでの直帰率は「33%」です。
(3人中1人が直帰した)
Dさんがいらっしゃいました。
Dさんは1ページだけ見てすぐに帰りました。
→ここまでの直帰率は「50%」です。
(4人中2人が直帰した)
と、このように、『どれだけの人が1ページだけ見てすぐ直帰してしまったかを表す数字』になります。
※分かりやすく『人(ユーザー)』で表記していますが、正確には『セッション』での計算になります。
セッションの意味
さて、来ましたよ、理解しにくい『セッション』について(笑)
基本的な考え方としてはユーザー数に似ているのですが・・・
また例えてみましょう。
Aさんがいらっしゃいました。
Aさん、3ページ見て帰りました。
→合計セッションは「1」
(ユーザー数も1)
同日内にAさんが再度訪問してきました。
→この時に発生するセッションは「1」で、合計セッションは「2」
(ユーザー数は変わらず1)
Aさんが再度訪問し、サイトを開いたまま、他のことをしてしまい30分が経過しました。
その後、数ページ見てAさんは帰りました。
→この時に発生するセッションは「1」で、合計セッションは「3」
(ユーザー数は変わらず1)
うん、ややこしいですねw
要は『1ユーザーが起こす一連の動作を1セッションとして計上』している訳です。
一回出てってしまったり、日付が変わったり、時間を置いてしまった場合は、セッションが切れたとみなされ、次のアクセスは新しいセッションとして計上されるということです。
ショッピングモールなどでの女性の買い物に例えると分かりやすいかもです(笑)
(女性の買い物ってなんであんなに長いのか・・・)
※他のお店は他のサイトです。自サイトの他のページではありません。D店がアナタのサイトです。
D店に入りました。
「あのバッグ可愛い!!」
「でも、とりあえず、E店もF店もH店も、まだ見てないしな~、また後で来よう!」
→合計セッション「1」
(ユーザー数は1)
同日中にD店に舞い戻ります。
「やっぱりこのバッグ可愛いな~」
「他のお店は、もうチェックしたし、今日はコレ買って帰ろう!」
→合計セッション「2」
(ユーザー数は1)
後日、D店を再度来訪。
「ここのお店好きすぎ・・・」
→日を跨ぐと数字はリセットされますので、セッションは「1」
(ユーザー数も新たに1)
と、このようになります。
やっぱり難しいか!?(笑)
ページ/セッションの意味
ページ/セッションは見たままの数字であります。
『ページビュー数をセッション数で割った数値』です。
これで何が分かるかと言えば、1回のセッションで何ページ見られているかが分かる訳です。
またAさん達に登場願いましょう。
Aさんがいらっしゃいました。
Aさん、3ページ見て帰りました。
→セッションは「1」でページビューは「3」
ですから、ページ/セッションは「3.0」
Bさんがいらっしゃいました。
Bさんは2ページ見ていきました。
→セッションは「1」でページビューは「2」
ですから、ページ/セッションは「2.0」
Cさんがいらっしゃいました。
Cさんは5ページ見ていきました。
→セッションは「1」でページビューは「5」
ですから、ページ/セッションは「5.0」
Dさんがいらっしゃいました。
Dさんは1ページだけ見てすぐに帰りました。
→セッションは「1」でページビューは「1」
ですから、ページ/セッションは「1.0」
と、このようになる訳ですね。
当然の事、ページ/セッションの数値は大きい方が優れたサイト作りであると言えます。
厳密に言えば、1ページで帰ってしまう場合でも・・・
つまらなかったのではなく1ページだけで満足に足りる内容であれば、そのサイトも優れていると言えます。
辞書サイトなんかはそんな感じですよね。
だって、目的の単語が分かった後に「なるほど、詳しい説明だなーよくわかった!じゃ、このサイトで今すぐ他の単語の意味も調べよっ」とはならないでしょう?
平均セッション時間の意味
ページ/セッションの考え方に近いです。
セッション中の時間がどれくらいであったかを計っています。
ただし、気を付けなければいけないのは【最後の離脱ページでの時間は計数されない】ということ。
Aさん、1つめの記事→2つめの記事→3つめの記事とページを見ました。
時間の内訳はこんな感じ。
1つめの記事:1分→2つめの記事:1分→3つめの記事:1分=合計3分。
この場合のセッション時間は、というと・・・そう「2分」になる訳です。
最後のページの時間が考慮されないからですね。
「じゃ、じゃあ1ページだけ見て直帰した場合は!?」
1つめの記事で満足してしまった場合ですよね。
この場合は、いくら長時間滞在していようが滞在時間は【0秒】です。
全く、加算されることはありません。
ですから【直帰率が高いサイト=セッション時間の低いサイト】という図式も成り立つわけです。
新規セッション率とは
難しい項目が続きましたが・・・
この項目は比較的簡単でしょう。
画面右下にあるこのグラフです。
『New VIsitor』と『Returning Visitor』の単語が書いてありますね。
要は『一見さんなのか』『常連さんなのか』ということです。
アクセス数の何割が初めて訪れた方で、何割がリピーターであるかを表す数字になります。
まとめ
いや~、アナリティクスって本当に深いですね。。。
基本的な部分をまとめただけで、こんな量になってしまいました(笑)
まだまだ深く深く使うことが出来るアナリティクス。
気が向いたら上級編もまとめたいと思います(笑)