立地の良いところに戸建て住宅を建てようと思うと、気になるのが3階建て住宅です。
今回はそのメリットとデメリットについて、口コミを交えてご紹介していきます!
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
3階建て住宅のデメリット
まずは、3階建て住宅のデメリットについて、5つの観点から紹介していきます。
- 生活動線の無駄が多い
- 温度調整が難しい
- 老後に不安の声
- メンテナンス費用が高額になりがち
- 火事が起きた時の危険性
順に説明しましょう。
1.生活動線の無駄が多い
3階建て住宅の一番の不安はコレでしょう。
生活動線はシンプルな程住みやすいのですが、3階建ての場合、どうしても複雑になってしまうんです。
例えば、家事動線について考えてみましょう。
3階建て住宅の場合だと、
- 1階:浴室・洗面所・洗濯機・ガレージ
- 2階:リビング・ダイニングキッチン
- 3階:それぞれの個室・バルコニー
となっている場合が多いです。
すると、買ってきた食材を車からキッチンに運ぶまでに、階段がありますよね。
各部屋を清掃して回るのに、掃除機をもってまわるのも骨が折れそうです。
また、洗濯機を回したら、水を吸って重くなった衣類をもって、階段を上り、2階か3階にあるバルコニーへ持っていかなければなりません。
さらに、家族の布団を干すときのことを考えると…先が思いやられます・・・
もちろん3階建てでも、間取りや生活の仕方を工夫することによって無駄を省くことは可能です。
- 洗濯物はクリーニングに出すことにする
- 外で干さずに乾燥機を用いる
- 布団乾燥機を使う
- 掃除は自動でやってくれるロボットに任せる
など、家電を利用することによって改善するのがオススメですよ。
\その会社、大丈夫?/
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2.温度調整が難しい
3階建て住宅は、階による温度差が激しいです。
日当たりが良く、温かい空気が集まる3階は暑く、
日当たりが悪く、冷たい空気がとどまる1階は寒くなりやすいという特徴があります。
改善策としては、
- 断熱・気密性の高い家を選ぶ
- 各部屋にエアコンを設置する
- 「全館空調」システム付きの住宅を選ぶ
といったことが考えられますね。
ただし、3階建て住宅にエアコンを設置する場合、特別料金がかかるので注意が必要です。
- 高所作業のための費用(相場1万円程度)
- 配管延長費用(相場:2万円程度)
- 配管カバーの部品代・取付け代(相場:2~3万円程度)
少なくとも、普通の住宅より5万円は多くかかると覚悟しておいた方がいいでしょう。
エアコンの本体価格よりも設置にお金がかかるという口コミも多く寄せられていました。
3.老後に不安の声
足腰が弱くなってくるであろう、老後への不安はぬぐえませんね。
家族の個室を3階に設置した場合、20年後・30年後の自分は、毎日階段を上り下りできる健康状態でいるでしょうか・・・
次の口コミが分かりやすいですね。
万が一足腰が弱ったときのために各所の手すり設置や将来リフトをつけられるような階段幅の確保、1階で生活できる水周りや寝室の設置などにもお金を割く
引用:yahoo知恵袋
はじめから将来に配慮した間取りを意識しておくといいでしょう。
また、予算に余裕がある場合は、「ホームエレベーター」の設置も考慮に入れられます。
寝室が3階ならば、ホームエレベーターが欲しいです。若い時期だけ住むのであればいいでしょうが、もし売りに出したとしてもエレベーターが無ければ査定は安くなる一方かと
引用:yahoo不動産
価格はかなりかかりますね。一般的にエレベーターの耐用年数は20~25年ですが、自動車と同じでノーメンテで使用できるというものでは決してありません。定期的な点検・部品交換を行うことにより安全に使うことができます。
引用:yahoo知恵袋
車いす対応かどうか、住宅の構造は何かによって価格は上下しますが、エレベーター設置費用の参考にしてください。
メモ
- 本体価格(相場300万円程度)
- 申請費用(相場10~15万円程度)
- 固定資産税(年間15万円程度)
- 維持費(月々3000~5000円程度)
- メンテナンス費(年間5万円程度)
4.メンテナンス費用が高額になりがち
3階建て住宅は、外壁塗装のメンテナンス時に「足場設置費用」が高くつきます。
足場を高く組み、さらに頑丈に設置するために、料金が加算されるようです。
また、3階建て住宅の場合は、屋上バルコニーを設置したり、太陽光パネルをつけたりすることが多くありますね。
そうすると、屋根材や防水シートのメンテナンスにも費用がかかるでしょう。
あらかじめメンテナンスが少なくて済むような、錆や汚れに強い素材を選ぶ工夫が必要となります。
5.火事が起きた時の危険性
3階建て住宅は、2階にキッチンがある場合が多いため、2階で出火してしまうと、3階の住人が火事に気付いたときに逃げ遅れてしまう可能性があります。
2階建て住宅とは違い、飛び降りることもできないため、危機感を覚える人もいるようです。
3階建て買ったけどまったく使わなく今は物置になりました
火事のとき100%で焼け死ぬなどで怖くて寝れません。引用:yahoo不動産
解決策としては、「オール電化にする」ことで多少危険を回避できるかもしれません。
しかし、オール電化でも火災が起こる事例はあります。
使い方を間違えたり、タコ足配線から出火があったりと、火災の原因は多様なので難しい問題です。
3階建て住宅のメリット
さて、次に3階建て住宅のメリットの紹介です。
- 敷地面積を最大限生かせる
- 屋上スペースを有効利用できる
- 見晴らし・風通し・日当たりが抜群
- 虫の侵入を回避できる
- 「構造計算」が必要だから信頼性が高い
1.敷地面積を最大限生かせる
3階建て住宅を検討している方は、「利便性の高い土地で、狭小地を有効利用した家に住みたい」という考えの人が多いのではないでしょうか。
3階建てのメリットは、まさにこの点ですよね!
土地代の高い場所に、価格を抑えて戸建て住宅を持てるのは3階建て住宅の強みです。
ただし、3階建ての住宅はどこにでも建てられるわけではないので注意が必要になります・・・
敷地によっては、建ぺい率や容積率、高さ制限など、さまざまな法規制があることも。
土地購入の際は、不動産業者の方にその点をしっかり確認しましょう。
2.屋上スペースを有効利用できる
3階建て住宅の場合は、「屋上」を有効活用している人が多いようです。
3階建て住宅の場合、敷地が十分に取れず庭が取れないこともありますが、屋根の部分をフラットにして防水処理をすることで「屋上スペース」でガーデニングなどを楽しむことが可能です!
その他にも、ライフスタイルに合わせて、
- テーブルを設置して外で食事できる
- 家庭菜園ができる
- 屋上でバーベキューができる
- ドッグランが出来る
といった工夫の仕方があります!
夢が膨らみますね。
ただし屋上設置には、デメリットとなる部分もあるので気をつけましょう。
- 荷重に耐えられる屋根の構造にする必要がある
- 別途費用がかかる(階段や出入口、フェンスなど)
- メンテナンスしないと雨漏りの心配がある
- メンテナンス費用も割高
- 夏場の最上階は非常に暑い
3.見晴らし・風通し・日当たりが抜群
「見晴らし」「風通し」「日当たり」これらは高さのある3階建て住宅ならではのメリットです。
セキスイハイムの実施したアンケート、「実現したい暮らしニーズ調査」によって、「眺望」の項目を見ると、やはり3階建て住宅の満足度が高くなっていましたよ。
4.虫の侵入を回避できる
3階の窓は大きく開放しておいても虫があまり入ってきません!
これは虫嫌いな人からしたらかなり大きいメリットです。
さすがに、網戸は必要ですけどね。
5.「構造計算」が必要だから信頼性が高い
3階建てと聞くと、「耐震性能的に問題がありそう・・・」と不安を抱く方が少なくありません。
しかし、3階建て住宅のルールは年々厳格化しています。
2階建て住宅では提出の必要がない「構造計算書」の提出が、3階建て住宅の場合は必須なんです。
- 内部の間仕切りに使う耐力壁
- 水平力・せん断力・引き抜きなど専門的な構造計算
- 柱や梁のチェック
- 詳細に決められた筋交い補強
等々について、3階建て住宅は基準が明確化されているんです。
専門家の目でしっかりチェックされ、構造計画書類は200ページを超えます。
ここまでしてもらえると、安全な気がしますね。
3階建て住宅の価格目安
3階建て住宅を提供しているハウスメーカーの坪単価目安を紹介します。
オプションにより上下しますが、参考にしてみてくださいね。
まとめ
3階建て住宅のメリットとデメリットを紹介しました。
一般的に、悪い評判をよく見かける3階建て住宅ですが、工夫次第では改善できそうですね!
また、高さのある住宅ならではの、素敵なメリットもたくさんあることがわかりました。