あなたはSEOにおける常識、『被リンク』って知っていますか?
『どこかの外部サイトからリンクを受けること』ですね。
被リンクを受けると、SEO的に有利とされています。
これを利用して、リンクの売買が行われたり、サテライトサイトが作られたりしました。
(現在でも被リンクは有効ですが、低品質なリンクは逆効果であるとされています)
被リンクのSEO効果は、上位表示をする為にどの程度の威力を発揮するのでしょうか。
考えていきましょう。
被リンクの力
被リンク・・・サイト運営を行っていく上では、確かに軽視出来ない部分かとは思うのですが・・・
私の持論ですよ?
別に意識したり必須でもないんじゃね?ってところ。
確かに被リンクがつくと、コンテンツ量が少ないサイトや、未熟なサイトでも。
狙ったキーワードで、その検索順位を『上げやすいことは確か』です。
ですが、私は疑問を呈します。
- 成熟したサイトなら?
- コンテンツが非常に有用で上質なサイトなら?
- 検索の需要を的確に捉えた記事なら?
適当な被リンクがついているサイトや記事にだって、負けはしません。
なんでって?
だって、このブログや私の他のブログでも、ほとんど被リンクついてないんですよね・・・
(本来はお恥ずかしいことで、ドヤることではありませんが)
他のブログにコメント入れたのとかくらい。
これがまかり通るなら、コメントスパムが出来てしまうし、こういった形での被リンクにはほとんど効果はありません。
ですが、普通にバンバンと上位表示されまくっています。
他のブログでも、公式サイトや企業サイト系を押しのけて上位表示がなされているコンテンツも複数あります。
これらの事実から鑑みるに、コンテンツの質や量は被リンクを凌駕するのではないか?という見解です。
確かに、被リンクはあって越したことはない(良質な被リンクならむしろ欲しくてしかたない)ですが、「必須であるか?」と問われれば「ノー」とするのが、事実を踏まえた結果です。
言い換えましょうか。
『コンテンツの量や質が少ないにもかかわらず(=サイト運営に労力をかけないで)、上位表示を目指すのであれば被リンクは必須である』ということですね。
お金を使って被リンクに頼った方が早いかもしれません。
(厳密には禁止ですが、リンク売買ははびこっています)
アフィリエイトの場合
ですが、アフィリエイトの場合は少し話が変わってきます。
コンテンツありきなのは間違いないのですが・・・
アフィリエイトの場合、検索順位が1つ2つ違うだけで、何十万もの金額が動きます。
(ものによっては100万円単位で)
となってくると、中古ドメインをバンバン買って、不自然にならないようにブラックSEOを駆使して自演リンクを張り巡らす。
これはこれで一つの手法として、いまだに通用する方法となっています。
レッドオーシャンなジャンルで戦おうとするならば、逆に必須スキルと言えるかもしれません。
被リンクのウソ・ホント
ちょっと見かけたのですが・・・
被リンクを得る為の手段のひとつとして・・・
『ネイバーに寄稿する』なんて事を大真面目に書いていたSEO会社の記事がありました。
・・・ネイバーは確かに、様々なカテゴリに多岐に渡ってコンテンツが展開され、上位表示されていることも多いですが。。。
あれって人海戦術による多ジャンルの網羅なだけであって、その記事ひとつひとつの中身を見てみると『粗悪でチープな引用記事』ばかりなんですよね。
(作っているのも有象無象の素人だし)
※私の記事も何記事も引用されています。少しはPVや被リンク効果ありそうだから良いけども!
私から言わせれば、ツギハギだらけのコピーコンテンツも良い所です。
あれ、絶対その内淘汰されますって。
だって、やってることウェルクと同じか、それ以上に酷いもの。
ネイバーは誰でもアカウントを作れば寄稿できて、しかもそのコンテンツ内容は、他サイトからの引用で全てがまかなわれているって・・・・
素人が自分の手で記事を書いていただけ、ウェルクの方がマシってもんじゃないですか。
というかクラウドソーシングへの発注の仕方や、外注記事をフィルタリングして再構成する人間が雑過ぎただけだと思いますがね。
ネイバーがお咎めなしなのは単純に、経営主体がYahoo!と提携しているから、Googleには『お情け的に扱われているだけ』なんじゃないですかね。
というか、私が記事を作る際の競合調査として、上位表示されているのがネイバーだけだったら【逆にチャンス】と思っています。
気合い入れて記事を作れば、ネイバー記事ごとき恐れるに足りんのですよ。
あ、もちろん、各記事単位の話ですよ。
ネイバーのトップページなんかには逆立ちしても勝てませんからね(爆)
良質な被リンクとは如何に
しかし難しいですよね、良質な被リンクって具体的にどんなサイトなんだか。
よく言われるのは『同ジャンルで力のあるサイト』ということ。
下手な記事を読んだ時に「雑多ブログから被リンクを得ても意味はない」というのを見ました。
本当にそうかなぁ・・・
私が思うに、雑多で強いサイトなんていっぱいあると思うんだけどなぁ。
だって考えてみてくださいよ。
ブログではありませんが、Yahoo!を始めとするニュースサイト。
ニュースと一口に言っても、エンタメ/事件/気象/科学・・・なんでもござれでしょ?
映像トピックに知恵袋、オークションと、本気で「なんでもアリ」だと思いません?
でも、「Yahoo!から被リンク受けても意味はない」って言っているようなものでしょう?
あんな強サイトから被リンクを受けても意味はない、と?
Yahoo!だけは別格?
また2ちゃんねるを始めとする掲示板サイト。
結構SEOには強いですよね。
なんでもアリな点では同じだと思いますが。
同カテゴリのスレから被リンクをもらわねば意味がない?それとも掲示板から自体、意味はない?
被リンクの得方ひとつでも「Googleはもっと細かく見ているんじゃないかなぁ」と私は考えます。
『どこから被リンクを得ているか』だけではなく『どのように被リンクを得ているか』が重要なのかな、と。
例え力の弱いブログからリンクを得たとしても、その紹介のされ方が「この記事めっちゃ参考になるんで、みんな見てみてよ!」という紹介のされ方だったら?
SEOの(自称)プロの方から言わせれば、『低品質な被リンク』とされるのではないでしょうか。
※もちろん、SEO屋さんはピンキリです。とんでもない知識を持っている方も多数いらっしゃいます。
でも、ユーザー目線で考えたらどうでしょう。
弱小ブログのユーザーから見たら、リンク先のサイトを見たことで『非常に役に立った!!』のであったら?
また、反対にですが、巨大な力を持つサイトの、端っこの端っこに、ただただ被リンク目的としてリンクが設置されていたら?
下手くそなプロから言わせれば『上質な被リンク』となるのかもしれません。
ですが、ユーザーから見たら、「え?リンク?どこにあるの?え?」って感じではないでしょうか。
決してユーザーの役に立っているとは言い難いのでは?
今のGoogleはそういうところまで見ている時代だと、私は思いますけどね。
ドメインパワーの数値化
被リンクが良い!効く!と言っても、目に見えない指標だと判断に困りますよね。
可視化する方法はあります。
各種ドメインランクを計測する方法ですね。
私の場合はAhrefsで確認しています。
とはいえ・・・
計測ツールは有料ツールが多いですし、単なる指標のひとつです。
ドメインランクが低くてもガンガン稼いでいるサイトもあれば、ドメインランクが高い割に稼いでいないサイトもあります。
必ずしもチェックする必要はないでしょう。
まとめ
被リンクは確かにあれば有用ではありますが、ブログ運営をしていく上で注力すべきはそこではないということでした。
やっぱり、誰かの役に立つ形で、あくまで自然な被リンクでないと意味なんかありませんよ。
基本的にはそこに作為的な力は必要ないハズです。