家を新しくしたい時、新築とリフォームでは、どちらがお得なのでしょうか。
- 「そもそも、新築とリフォームの違いって何?」
- 「やっぱり費用はリフォームの方が安いんでしょ?」
- 「リフォームは税金の面で有利って聞いたけど本当?」
と、気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、新築とリフォームの違いを、比較して分かりやすくご紹介します!
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
新築とリフォームの違いとは?
リフォームとは、既存の基礎部分や建物の構造材を残して、部分的に改築、増築、修繕することを言います。
部屋の模様替えのような簡単な修繕から、新築同様に大幅な工事をするフルリフォームまで規模はさまざまです。
つまり、
注意ポイント
- 新築:ゼロから住宅を建築
- リフォーム:基礎・構造材を残して改築・増築・修繕
といった違いがありますね。
どっちがお得か徹底比較
では早速、新築とリフォームを比べてみましょう
ポイント
- 費用
- 税金
- 工期
- 自由度
の4つの観点からみていきます。
1.費用を比較
2018年のフラット35利用者調査によると、注文住宅の建設費は約3390万円でした。
一方、リフォームはどのくらいの規模で行うかによって価格が変わります。
今ある間取りはそのままで、
- 水回り(キッチン・バスルーム・トイレなど)を綺麗に取り替える
- 壁紙を貼り替える
- 外壁を綺麗に塗り替える
といったリフォームであれば安く済みます。
しかし、
- 間取り変更
- 玄関・階段の位置をズラす
- 断熱材のグレードを上げる
といった場合は、当然費用がかさみます。
「新築」にしろ「リフォーム」にしろ2階建ての120㎡(約36坪)は確保したかったので、リフォームする場合2階部分を増築する必要がありました。
それから、約1週間後、リフォームの見積もりが出ました。
((((((ノ゚⊿゚)ノ
ななななんと、見積もりの金額は、1600万円也!!
高っっ!!
正直新築(新築の見積もりは1650万円)とあまり変わらないし、この話はなかったことに・・(`(エ)´)ノ_彡と、するところでした
一般的には、新築住宅の方が費用がかかります。
しかし、リフォームと言えども、大規模な工事が必要な場合は、新築同様の費用がかかってしまうでしょう。
また、老朽化の進んだ建物は、構造部分が老朽化していて補強が必要な場合もあります。
そういった場合は、リフォームの方が高くつきますね。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
2.税金を比較
一番大きな税金の違いは「固定資産税」です。
新築住宅を建てる場合「固定資産税」がかかります。
固定資産税の税額は、固定資産税評価額×1.4%で計算されています。
固定資産税評価額は、「固定資産評価基準」に基づいて決められます。
この基準は、各自治体が個別に決定しているので、ご確認ください。
目安としては、次のように言われています。
- 建物の評価額:請負工事金額の約50~60%目安
- 土地の評価額:土地の時価の約70%が目安
(地域・面積・形状・道路への面し方によって変わる。)
この評価額は一戸建ての場合、建築後3年ごとに見直しがあります。
築年数とともに安くなっていくわけですね。
既存住宅をリフォームした場合、見た目は新しくなりますが、築年数はそのままなので、固定資産税は高くなりません。
20年以上住んでいる住宅であれば、だいたいは下限(当初の評価額の約20%)に到達しており、かなり固定資産税を節約できることになります。
(ただし、床面積が変わる増築工事などの場合は、評価額が上がり、固定資産税が増額する可能性があります。ご注意ください!)
私の住んでいる市役所に色々聞いたところ、「新築」した家の場合「評価額」は当然物自体新しいので、「評価額」は高い設定になっています。ですが、、「リフォーム」となると物自体は22年経過しているので、現在の「評価額」のままになるとのこと、つまり、
同じ面積の家でも「新築」と「リフォーム」では雲泥の差ということになります。
当時私の家の「固定資産税」は、3万円/年でしたが、市の方いわく「新築」した場合は、ざっくり12万円/年(※3年に一度徐々にさがりますが。)前後はかかるでしょうとのこと。しかも、「固定資産税」は家を取り壊すまでかかるのでその差は歴然です。
年9万円の差は大きすぎる・・(ノω・、)
3.工期を比較
新築注文住宅の場合、工期は以下の通り。
- 解体:2週間〜1ヶ月
- 着工から完成まで:2〜6ヶ月
工法によって大きく差がありますね。
一方、リフォームの場合は以下の通りです。
- 壁紙の張り替え:1日(一部屋)
- フローリングの張り替え:1日(玄関周り)
- 水回りの解体から取付まで:1週間程度
- 屋根の葺き替え:1週間程度
- 断熱材(床):3〜6日程度
- 断熱材(天井):3日程度
- 断熱材(壁):8日〜2週間程度(断熱塗料を塗る場合)
- 外壁の塗装:2週間程度
(※ただし、施工方法や施工範囲、天候によって工期は前後します。あくまで参考程度にご覧ください。)
間取りから変わる大規模工事なら、リフォームといえども時間がかかるでしょう。
しかし、簡易的なものなら、1ヶ月で十分終わりますね!
新築に建て替えるより、ずっと工期が短いのはリフォームのメリットです。
4.自由度を比較
当然、新築よりもリフォームの方が自由度は低いです。
- 窓の数を増やす
- 吹き抜けを設ける
- 間取りを変更する
など、建物の強度の関係でできないことがあります。
また、これは新築住宅にも当てはまりますが、建ぺい率や容積率など、国が定めた法規制によって自由が制限される場合があります。
リフォームで増築がしようと思っても、「これ以上はダメですよ!」と言われてしまうわけです。
まとめ
新築とリフォームの比較は、複雑ですよね。
建物が老朽化していて、構造から不安がある場合は、新築が良いと思います。
目に見える部分を、新築同様に戻したい場合は、リフォームがお得でしょう。
まずは、見積もりをもらって、比較するのがいいかもしれませんね♪