武神、愚地独歩の息子にして、空手界の最終兵器(リーサルウェポン)と称されるのが、愚地克己(おろちかつみ)その人です。
最大トーナメント~死刑囚編くらいまでは、甘ったれた上にいやらしさもある坊ちゃんグラップラーでしたが、ピクル戦前後から憑き物が落ちたかのように爽やかな戦士へと変貌していきました。
愚地克己について、プロフィールや強さなど詳しく解説していきます。
愚地克己プロフィール
- 年齢:20歳→21歳
- 身長:186.5cm
- 体重:116kg
- モデル:山本義徳(ボディビルダー)
- 流派:空手道神心会スタイル
- 段位:不明
- 役職:神心会館長
- 通り名:空手界の最終兵器(リーサルウェポン)/空手を終わらせた男
- 腕:ピクル戦で右腕を欠損→力士と戦うために烈海王の腕を移植し復活
- 結婚歴:独身
- 父:愚地独歩(養子)
- 兄:葛城無門(小説版バキ外伝ゆうえんちに登場)
- 得意技:マッハ突き(音速拳)/真マッハ突き(当てない打撃)/正中線四連突き
メインキャラでありながらも、独歩や花山に比べると一歩下がった印象の克己。
しかし、プロフィールを改めてみると、けっこうな設定が盛り込まれていますね!
特に家族関係は複雑も複雑。
なぜ素直に独歩の息子にしなかったんですかね?
サーカス技が使われることはありませんですしね。
(小説版バキ外伝ゆうえんちでは、同じくサーカスに所属していた兄の葛城無門(かつらぎむもん)が、サーカスで鍛えた身体能力を披露しています。)
克己が右腕を失くした経緯について
人によっては、ベストバウトに挙げられることもある、対ピクル戦。
愚地克己、灼熱の時間(とき)にシビれた方は多いでしょう。
ピクルに挑むにあたり、烈海王と郭海皇(かくかいおう)より、特訓を受けます。
その中で、多重間接のイメージという新たな技術(?)を学んだ克己は、自身の得意技マッハ突きに最新理論を応用させます。
そして生み出された真マッハ突き。
真マッハの最終形態は当てない打撃でした。
(鞭が空を打つ際に音が出る理論。ソニックブーム(衝撃波)を発生させて敵を打つ)
真マッハ自体は、諸刃の剣であり、作中では一発しか繰り出されることはありませんでしたが、その一発の代償がでかすぎた…
右腕を失くしてしまったのです。
真マッハではない、普通の当てる打撃においても、多重間接理論は応用され、使ってはいたものの、ピクルに対しては決定打になるものではなかったのです。
(というか、実質ノーダメージ)
しかし・・・
後に戦った刃牙の鞭打やら金的が効いていたのが、読者をざわつかせることにも…(笑)
これぞ主人公補正!!と言わんばかりに刃牙が強くなり、ピクルが弱体化するのはしかたないのでしょう。
克己の腕復活ッッ
野人戦争(ピクルウォーズ)も終了し、時は流れ、刃牙道へ。
克己は宮本武蔵と戦うことはありませんでしたが、隻腕というオリジナルという伏線を残し、トレーニングに励んでいました。
(いや、烈さんが武蔵を煽りに煽っただけなんだけども)
この時には、全くもって遺体を保存しておく~なんて、描写はなかったのですが・・・
むしろ、クローン技術があるんだから、死にたての烈さんなんか簡単に復活できるだろっという声が多数を占めていた中、ついぞ烈さんの復活はなかったことに、我々読者が肩透かしを受けた頃でした。
からの!
宮本武蔵が徳川寒子の熱いアレで成仏し、次シリーズであるバキ道がスタート。
よくわからんままに、大相撲現役力士陣VSグラップラーという構図に。
今さら大相撲・・・?という中、ついに克己の腕が復活します。
徳川光成がいきなり言い出す、「烈海王と二人がかりではどうじゃ?」という謎の言葉。
ついに烈海王が復活かッ!?と思いきや・・・
右腕を保存しておいたから移植して使ってね☆という話だったのです(笑)
(腕の太さとか長さとか拒否反応とか言っちゃダメ)
そしてつながる克己の武。
隻腕というオリジナルについての伏線はブン投げられ、今に至るということです。
絶対、バトル中に烈さん出てくるよね・・・w
しかし、克己に烈の腕を移植してまで戦うのが大相撲という、なんとも違和感の残る展開ではあります。
百歩譲ってスクネと戦うというのであれば、まだ納得もできましたが・・・
克己が戦うのは、関脇 獅子丸(ししまる)。
あの宮入暦三(みやいりれきぞう)を破った獅子丸です。
相手に不足はないッッ・・・なんて言えませんね(笑)
克己の戦績
最大トーナメントから登場している克己。
結構な数を戦っていますので、戦績をまとめました。
11戦6勝4敗1分という結果に。
・・・ドリアンやドイルとの戦いは明確な勝敗がないので何とも言えないですけどね。
独歩相手もバトルというより、単なる不意打ちでもありますが・・・
しかし、花山とのバトルやピクルとのバトルなど、克己は名勝負製造機と言えるのかもしれません。
きっと、獅子丸とのバトルも刃牙シリーズ史に残るベストバウトになる・・・!?
克己は強さはどれくらいなのか
ピクルと熱戦を繰り広げることができたわけですから、そこそこの位置にいるといって良いでしょう。
独歩や渋川などよりは強く、しかしピクル以下といったところ。
今なら烈さんにも勝てるのかもしれません。
巨大化したジャックとは良い勝負か、それとも最近のジャックは弱体化がはなはだしいから勝てるかな・・・
なんだかんだ克己は、刃牙では優遇されているキャラと言って良いでしょう。
脳筋で骨延長を繰り返すジャックとは異なり、ちゃんとしたパワーアップイベントが随所に盛り込まれていますからね。
現時点では並みのグラップラーよりは一つ上の感じがあるものの、範馬一族などより下ですが、烈さんの腕を手に入れたことで、どういった変化が及ぶのかが楽しみですね。
本部以蔵の爆上げのように、克己がスクネを撃破してくれないかなぁ・・・