できるだけ安く家を建てる方法は誰しも気になるところ。
- 「建て替えるより、いっそ新しい土地を買って新築したほうが安い?」
- 「建て替えと新築にかかる費用は具体的に何が違うの?」
このようなお金にかかわる疑問を抱いている方が多いと思います。
そこで今回は、建て替えと新築の違いや費用を、わかりやすくご紹介します。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
建て替えと新築の違い
建て替えと新築は、次のような違いがあります。
ポイント
- 新築:土台からすべて新しく作る
- 建て替え:「既存の住宅を取り壊して」土台から新しく作り直す
つまり、今ある家を解体して、新築を建てることを建て替えと言います。
土地を持ってない場合新築の方が高い
土地を購入して新築する場合、土地代が大きなウエイトを占め、高額になりがちです。
「2019年度フラット35利用者調査」によると、全国の土地付き注文住宅を購入した人の土地取得費は、1335万円でした。
頑張ればローコスト住宅で一軒建ちそうな価格ですね・・・
とはいえ、土地代は、地域や立地条件によって大きく変わります。
だいたいの目安を知りたい場合は、次の2つを確認しましょう。
- 公示地価
- 実勢価格
これらは、国土交通省の「土地総合情報システム」から、個人でも確認することができますよ!
順に詳しく説明しましょう。
公示価格とは
公示地価とは、国土交通省が発表する「標準地」の価格のことを指します。
全国に、そのエリアの地価水準を代表する「標準地」があり、毎年1月1日時点の地価を不動産鑑定士が評価し、3月下旬に公示します。
公示価格は、土地取引の指標となっていますよ。
実勢価格とは
一方、実勢価格は、実際に売り手と買い手の間で取引された価格を指します。
需要と供給を踏まえた、よりリアルな価格を見ることができますよ。
売買のタイミングによっては、公示価格と大きな差が開くことがあるので、併せてチェックしたいですね!
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不動産会社に相談する
自分で調べるのが手間な場合は、候補エリアの不動産会社に相談してみましょう。
土地の相場はもちろん、人気の土地タイプや、取引の多いエリアなど、リアルな情報がもらえます!
建て替えの方がお金がかかる場合も
一方、建て替えは土地はもう既に購入してあるので問題ありません。
しかし、「既存の住宅を取り壊す」という工程が入る分、余計にお金がかかります。
注意ポイント
- 解体費用
- 仮住まい費用
- 引っ越し費用
順にみていきましょう。
1.解体費用がかかる
まずは、今ある住宅を解体・撤去して、土地を更地に戻す必要があります。
この解体費用は、建物の構造によって価格が変わります。
- 木造住宅の場合:坪単価2〜3万円
- 鉄骨住宅の場合:坪単価3〜4万円
- 鉄筋コンクリート住宅の場合:坪単価4〜5万円
さらに、家の周りが細い道だと、重機が入れず、手作業が多くなるため、価格は高額になってしまいます・・・。
参考
住宅の解体工事!費用の相場はどれくらい?安くする方法まとめ
2.仮住まい費用がかかる
家づくりには、数か月~半年程度の工期がかかります。
- 解体:2週間〜1ヶ月
- 着工から完成まで:2〜6ヶ月
この期間、仮住まいで過ごすための費用がかかってしまいます。
仮住まいにかかる費用は、仮住まいの場所によって変わります。
実家に住めれば節約できますが、無理な場合は、短期間の入居を受け入れてくれる物件を探すことになります。
賃貸物件に住む場合、家賃だけではなく、次のような費用もかかるので注意しましょう。
- 敷金:家賃の1~2か月分が相場
- 礼金:家賃の1~2か月分が相場
- 仲介手数料:家賃1か月分が相場
- 住宅保険料:年間1万円が相場
- 管理費:共同部分の電気代や清掃代
- 鍵交換代:1~2万円程度が相場
- その他:駐車場代・ご近所へのあいさつまわり代など
たった2か月住むだけで、敷金・礼金・仲介手数料によって、実質5か月分の支払いになった方もいます。
仮住まいでは、思わぬ出費にご注意ください!
家賃は共益費込みで1か月6万9千円です。
家賃2か月分に敷金、礼金で家賃の2か月分、仲介手数料で1か月分で合計にすると家賃の約5か月分で34万円ほど支払いました。敷金・礼金はほぼ戻ってきませんでした。
仮住まいにこんなにお金がかかるとは正直思っていませんでした。
3.引っ越し費用がかかる
古い家から仮住まい/仮住まいから新築へ、引っ越し費用がかかります。
新築と比べると、仮住まいを経由する分、引っ越し費用が多くかかってしまいますね。
引っ越し費用の相場は次のようになっています。
- 単身:3~4万円程度
- 夫婦:6~7万円程度
- 家族:8~10万円程度
ただし、3~4月は入学シーズンなので、引っ越し業者は繁忙期です。
引っ越しが少ない夏場と比べると、1.5~2倍の費用が掛かるといわれています。
価格は参考までにご覧ください。
まとめ
建て替えと新築では、土地代がかかる分、新築の方が高額になりがちです。
とはいえ、建て替えにも、思わぬ出費がついてきます。
解体・仮住まい・引っ越しにかかる費用を意識して、予算を組みましょう!