20代も後半になると、周りの友人が次々と結婚しだし・・
30歳を超えたあたりでは、子供が生まれる友人が増え・・・
30代半ばになると、家を買う友人が増えてきます。
家を買ったという友人の話を聞くたびに、
「で、いくらしたの?」と、不躾な質問をしたくてウズウズしてしまいます。
さすがに生々しくて聞く相手を選びますけどね。
やはり、他人の懐事情はとても気になるもので・・・
「家っていくらするんだろう?」と疑問に思っている方は多いことでしょう。
条件によっては値段が際限なく高くなるのは分かりますが・・・
それでもやはり、多くの人は家の相場が気になりますよね。
価格相場を調べていきましょう。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
家の平均相場
一概にコレ!とは出せないのが住宅の相場ですが・・・
一応統計上では2000万円~3000万円といった数字になっています。
どうしてここまで大きくブレてしまうのか?
その辺の理由を解説していきましょう。
一戸建て住宅の価格を決めるポイント
家の価格は、はっきり言ってピンキリです。
条件によって、全く違ってくるからですね。
家の価格を決める要因の一例としては、次のようなものがあります。
- 販売形態
- 敷地面積
- 間取り
- 建築構法
- オプション
- 立地
- 建築会社
それぞれ見ていきましょう。
販売形態の違い
建売り住宅か、注文住宅かは大きな違いです。
建売り住宅にも色々ありますが・・・
基本的には決まった造りで量産されていますので、コストカットが図られています。
その分、注文住宅に比べて価格は安くなる傾向にあります。
一方、注文住宅の場合は、オーダーメイドの家です。
そのぶん決めることが多く、型にはまらないため、値段は高くなる傾向にあります。
私の場合は、もろにこれでした。
仕方なかったんですけどね、型にはめることが不可能でしたから。
土地は決まっていましたし、店舗×2世帯住宅という状況でしたから、普通の建売じゃ不可能だったのです。
参考
- ダイワハウス実際に建てた感想は?『メリットもデメリットも・・・』
- 建売住宅と注文住宅の違い|価格や割合を徹底比較
敷地面積の違い
当たり前の話ですが、同じような作りの家の場合、広い家の方が高くなる傾向にあります。
そのぶん材料費がかかりますからね。
ただし、同じ作りで大きさだけ広くした場合には、総価格が上がってしまうのは当然ですが、坪単価的には多少安くなる傾向があります。
大きい工事の方が売上が大きい分と、多少広くなったとしても実際の作業時間的には大きく変わらないから(=人件費が抑えられるから)ですね。
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
間取りの違い
間取りでも価格は変わることがあります。
なぜでしょうか。
その秘密は・・・壁の枚数に理由があります。
これはエクセルで適当に罫線を引いてみた図です。
正方形の左側と、長方形の右側。
使っているセルの数は同じですが、壁の枚数が違うことにお気付きですか?
数字を入れるとこう。
同じ4つのセルを使っているにも関わらず、2枚もの壁の差が生まれています。
壁の数が変われば、当然のこと金額も変わってくるということです。
構法の違い
木造や鉄骨造などの建物自体の工法でも大きく価格は変わります。
極端な例だと、同敷地面積でも構法の違いで1000万円以上の価格差が生じることもあります。
オプションの有無
壁紙、外壁、ドアなどの外観に関わることや、断熱素材や防音素材などの建物の性能に関わること。
またはエコキュートやエネファーム、太陽光発電などの機能に関わることなどです。
なくても困らないのですが、こだわりたくなってしまうのがオプションです。
一つ一つの単価はそこまで高くないことも多いのですが、こだわり出すと際限なく価格を吊り上げる要注意の項目ですね。
私の場合は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の申請の為に、太陽光/蓄電池/エネファームを搭載しました。
補助金が出ることと、ランニングコストが安くなること・・・は確かに嬉しいのですが、やっぱりオプション代金としては、事情にかさんでしまった部分ですね。
立地による違い
土地代は地域によって全然違います。
家を建てる価格にも場所が大きく影響してきます。
当然ですが都心部の方が高い傾向にあります。
何事も都会の方が高いですからね。
物価と同じく、人件費などによって建築費用もかさ増しされてしまう訳です。
建築会社の違い
ハウスメーカーなのか工務店なのか。
高級ハウスメーカーなのかローコストハウスメーカーなのか。
多種多様な住宅会社が存在しています。
これの選び方によっては2倍や3倍の価格差になってしまうことも珍しくありません。
参考
一戸建て住宅価格相場データまとめ
先にも書きましたが、家の価格はピンキリです。
相場と言われても、ハッキリとした相場価格を提示するのはなかなか難しいところです。
しかし今回は、「いくらぐらいで買っているのかという平均値」を相場として紹介したいと思います。
国土交通省が出している統計資料の中に、住宅着工統計というものがあります。
参考
※表番号34から算出
この統計資料を見ると、工事予定額の平均値を知ることができます。
2017年4月の統計結果を元に、工事予定額の平均値を紹介します。
以下のデータはいずれも、一戸建ての持家についての平均値です。
全国での一戸建て平均購入価格
- 木造:2138万円(約36坪)
- 鉄骨造:3209万円(約39坪)
東京都での一戸建て平均購入価格
- 木造:2142万円(約34坪)
- 鉄骨造:3997万円(約40坪)
さすが日本の首都です。
全国平均を押し上げていますね。
宮崎県での一戸建て平均購入価格
- 木造:1747万円(約35坪)
- 鉄骨造:3042万円(約38坪)
やり玉にあげるわけではないのですが、地方からランダムに宮崎県のデータを抜き出してみました。
やはり地方に行くほど安くなる傾向がありますね。
多少の広さの違いはありますが、宮崎と東京では鉄骨造の場合・・・
なんと1戸当たり平均で900万円以上の価格差があるようです。
更に土地代も考えると、、、
やはり都会で家を建てるのは、セレブにしか無理な芸当ですね。
平均値に過ぎない
先に紹介した相場で家が建つのかというと、そういう訳でもありません。
上記の数値は、あくまで「建築予定額」であるため、実際にはさらにかかるケースもあるし、逆に安いケースもあります。
あくまでも参考値としての相場です。
また地域や敷地面積、間取り、オプションなどの違いで、数百万円は平気で変動します。
エコキュートをつけただけで、数百万値上がりしたなんて話も聞きます。
結婚式など冠婚葬祭についても言えることですが、家も同じで、相場なんてあって無いようなものと言えるのかもしれません。
自分が望む家の相場を知るために
「いつかは家が欲しいな」と考えている場合は、今回紹介した相場でも充分に参考になるかと思います。
しかし、もっと現実的に家の購入を考えている段階であれば、住宅会社にプラン提案をしてもらう必要があります。
条件によって価格は大きく変わりますから、自分の希望の条件を伝えた上での見積りをお願いしましょう。
また、家を建てる場合には、建物本体以外にも、土地代は勿論のこと・・・
登記などの「諸経費」もかかってきます。
実際に見積り書を出してもらう場合には、そのあたりのことも考慮してもらうことで、実際に払う金額がいくらなのかをイメージすることができるでしょう。
まとめ
家一軒の価格の相場は条件によって全然違います。
ですが、無理やり相場として書いてみると木造なら2000万円前後、鉄骨造なら3000-4000万円程度で建てている人が多いと言えるでしょう。