ダイワハウスに就職したいと考えている学生の方も多いでしょう。
そのためには、他のハウスメーカーと比較して、ダイワハウスの特色を理解しないといけませんよね。
- 「ダイワハウスの強みと弱みを教えて!」
- 「ダイワハウスの歴史の変遷が知りたい!」
このように、ダイワハウスの特徴が気になる方は、一緒に確認していきましょう。
今回は、ライバル会社と比較したときの、ダイワハウスの強みや弱みをご紹介します!
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
ダイワハウスの強み:売上高・販売戸数ともにトップ
ダイワハウスは、1955年に創業して以来、多くの建築実績を積み上げてきました。
- グループ売上高:4兆1435億円
- 住宅事業の建築実績:179万5000戸
その結果、売上高・販売戸数共に、2018年は業界トップを記録しました。
また、世界中の企業を対象とした総収益ランキング「フォーチュン・グローバル500」に10年連続ランクインしています。
以上のことから、ダイワハウスが業績の安定した大企業だと分かりますね。
また、新たな取り組みを行い、事業を拡大させている点も評価できます。
住宅着工件数が減少する中で、ダイワハウス工業は他社がコスト削減に注力する中で、コスト削減だけではなく、多角化を積極的に開始し、
ロボット事業やリチウム電池事業などで、一定の成果をあげている。
例えば、業界で初めて、住宅床下点検ロボット『moogle(モーグル)』を運用するなどしていますよ。
さらに、2018年には、ストック事業を強化するため、新ブランド「Livness(リブネス)」を立ち上げています。
今後、日本はどんどん人口が減少し、新築住宅の需要は減ると考えられます。
そのため、ストック(中古)住宅に注目し、リフォームや買取再販に舵を切ったわけですね。
常に、新たなビジネスチャンスに挑戦しているのは、ダイワハウスの強みですね。
ダイワハウスの弱み:住宅需要の縮小
とはいえ、内部では、住宅需要の縮小に危機感を抱く声が多いです。
まあ、これはハウスメーカー共通の悩みなんでしょうけどね・・・。
実際、ダイワハウスの社員さんは、この時代の変化をひしひしと感じているようです。
対外的な数字は順調にみえるが、2018年から賃貸住宅・商業施設共に受注が鈍化しているのを内部ではリアルに感じる。住宅部門はすでに低空飛行をしているが消費税駆け込み後に本当の地獄を迎えると思う。事業の分社化に向けていつ動き出し、給与体系の変化がいつくるか不安。
引用:カイシャの評判
ダイワハウスは、この住宅需要の縮小を見込んで、事業を拡大しています。
しかし、その多角化を、不安視する声もありました。
広げすぎるスピードに会社、従業員の成長が追いついていない所もある。
役員や店長の待遇が悪く、いつか崩れる時が来るのではないかと不安もあります。
引用:カイシャの評判
会社の安定性については気になることは特にありませんが、建築関係だけでなく、福祉、農業、ホテル事業など展開していますので、本業以外での赤字があればその連鎖反応で経営、株価がやや心配されます。
引用:カイシャの評判
うーん、今のまま何もしなければ、時代の変化に順応できませんからね・・・
多角化は悪くないと思うんですけどねぇ。
ダイワハウスの住宅販売の歴史
ダイワハウスは歴史ある企業ですので、遡って調べるのは大変ですよね。
ここからは、分かりやすく簡潔に、ダイワハウスの住宅販売の歴史をご紹介します!
1955年:創業
ダイワハウスは、1955年から64年つづく、老舗ハウスメーカーです。
1959年:プレハブ住宅の原点
引用:ダイワハウス
ダイワハウスは「プレハブ住宅の元祖」として知られています。
プレハブ住宅とは、建材の工業生産率を高めて、均一な品質を確保しながら、コストダウンを図った住宅を指します。
「ミゼットハウス」という商品名で、戦後の日本で、大ヒットしました。
1962年:「ダイワハウスA」を発売
「ダイワハウスA」は、居住性を考えた商品です。
ミゼットハウスは、住宅難を乗り越えるための最低限の性能を備えた商品でしたが、こちらは、断熱性・遮音性を強化したつくりに進化しています。
1963年:住宅展示場を全国展開
現在では当たり前の、展示場販売。
実物を見てから決められる販売方法の先駆けも、ダイワハウスでした。
2004年:環境共生住宅建設実績NO.1
ダイワハウスは、7回にわたり、環境共生住宅の実績No.1を達成していますよ。
環境共生住宅とは、建築環境・省エネルギー機構により、環境に優しいと認定された住宅を指します。
2006年:xevo(ジーヴォ)誕生
現在のダイワハウスのメイン商品である「ジーヴォ」シリーズが誕生しました。
ジーヴォは以下の機能を標準採用しており、高く評価されています。
- 耐久性・省エネルギー性に優れた「外張り断熱通気外壁」
- 長期間美観を維持する外壁塗装「XEコート(ジーコート)」
- 従来いの1.3倍の強度の耐力壁(大空間・大開口実現!)
2011~2014年:「世界で最も持続可能な100社」に選出
ダイワハウスは、環境への取り組みや、高いイノベーション能力を評価され、持続可能な企業に選ばれています。
ダイワハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、2014年1月22日、カナダの出版社コーポレートナイツ社やブルームバーグ社等が選定する「世界で最も持続可能な100社」(2014 Global 100 Most Sustainable Corporations in the World、以下「Global 100」)に選出されました。
当社は2011年、2012年、2013年に引き続き、日本の住宅メーカーとして唯一選出され、100社中65位で、日本企業の中では2年連続最上位となりました。
5年前の話ではありますが、業種問わずの世界企業の中から選ばれるとは、なんともすごいですよね。
まとめ
ダイワハウスは、販売実績・販売戸数共に業界トップの、実績豊富なハウスメーカーです。
しかし、ダイワハウスは、その実績に胡坐をかくようなことはしていません。
将来、新築住宅の需要が減少することを見込んで、事業の多角化に乗り出していますよ。
一方で、社内ではこの戦略に、不安を抱いている方もいるようでした。
将来のことは誰にも分りませんが、時代に順応しようと、挑戦する姿勢は評価できるのではないでしょうか。