間取りの考え方

和室はいる?いらない?魅力的なメリットと価格面でのデメリットを把握しよう!

家を購入する時、気になるポイントのひとつとして、「和室がいるのかいらないのか」という問題があります。

「あれば落ち着いたり癒しになったりする気はするけど、実際問題お手入れが手間だし邪魔じゃない?」

と、ふわっとした方へ、和室のメリットやデメリットとあわせて解説していきます。

 

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和室はいらない?

現在は「和室はいらないのでは?」と考える人が多くいます。

マンションや建売住宅では、リビング横に和室がある間取りが多いですよね。

特に選択の余地もなく、和室を取り入れている人もいるのかもしれません。

私個人的にもこれらの意見と同じですね。

実際に我が家では和室を採用しませんでした。

昔ながらの仏壇を置くとか、茶道や華道や書道をやるなら、あっても良いかなと思いますが、一切やらないですし・・・

最近では洋室に合うモダンな仏壇もありますし。

また、後述しますが、何よりも・・・

お手入れの手間と費用が絶対にイヤなのです。

 

そんなに作るの!?住宅傾向結果から見える考察

和室を作る人はどのくらいいるのか、和室はどんな使い方をしているのか。

以下の2つの調査から最近の傾向が分かります。

ポイント

  1. アキュラホーム 2017年住宅傾向調査
  2. スマイスター 2018年和室についての調査

1つずつ見ていきましょう。

1.アキュラホーム 2017年住宅傾向調査

注文住宅を主に販売する住宅メーカー、アキュラホームが、2016年に手掛けた100棟について調査した結果です。

DATA 和室・畳コーナーのある間取りの割合と平均帖数

参考:アキュラホーム | 2017年住宅傾向

建築された100棟のうち、和室・畳コーナーのある間取りは71%にものぼります。

意外過ぎる結果ですね。

アキュラホームによる調査は、2009年、2014年、2015年にも行われております。

この推移を見てみると、和室・畳コーナーのある間取りは、むしろ増加傾向になっているのです。

個人的なイメージでは、減少の一途かと思っておりましたが、全くの逆でしたね。

 

ただし、作った和室の広さは以前から変化しています。

本調査結果では、6畳以上の和室がある間取りは全体の僅か6%

2009年の調査では、全体の29%が6畳以上の和室がある間取りだったので、最近では和室に広さを求めていないことが分かります。

アキュラホームの調査でも考察がなされていますが、客間としての和室から、生活スタイルにおける癒しのひとつという風に用途が変わってきたということが見て取れる結果ですね。

年に数回使うための客間としての和室ではなく、住まい手がくつろいだり、子供を寝かしつけたり、洗濯物をたたむ毎日の暮らしの空間として畳コーナーを設置する人が増えています。

参考:アキュラホーム | 2017年住宅傾向

2.スマイスター 2018年和室についての調査

不動産比較査定サイト「スマイスター」が2018年に実施した利用者1,041人を対象にした和室についての調査です。

スマイスター 和室 アンケート引用:スマイスター 和室についての調査(PDFファイル)

こちらの調査では注文住宅居住者の88%以上が、和室を作ったと回答しています。

こんなにも多くの人が和室を作っているとは…正直驚きました。

和室を作った理由の上位は以下のとおりです。

注文住宅で和室を作った理由

  • 落ち着く
  • 畳が好き
  • 客間として使える
  • 仏壇がある
  • ごろ寝ができる

実用的な理由よりも、自身の好みや感覚で和室を作っている人が多いことが分かります。

 

また、建売住宅や賃貸物件居住者の場合では、50%が和室のある家を選ぶと答えています。

理由はこちら。

注文以外のユーザーの理由

  • 落ち着く
  • 畳が好き
  • ごろ寝ができる
  • くつろげる
  • 仏壇がある

注文住宅ユーザーと和室の採用理由はほぼ同じですね。

とはいえ、注文住宅と理由こそ同じでも、実際に和室を入れるか否かの判断では、実に30%以上もの開きがあることが見て取れます。

建売住宅と賃貸住宅を一緒くたにしてしまうのも調査方法に疑問は残りますが・・・

ここまで明確に差が出ると、その理由が気になってきますが、スマイスターの調査にはデータ以上の考察は見えませんでした。

和室にかかる費用が一番のネック?

個人的な推測をすると、やはり顧客層の収入面の違いからの理由が一番大きいのではないでしょうか。

和室採用の差についての考察

  • 注文住宅購入層:金銭的に余裕がある
  • 建売/賃貸購入層:できるだけ節約したい

和室を採用すると、導入にも洋室以上に別途費用がかかってしまいますし、定期的なメンテナンスの手間と費用も必要になってきます。

メンテナンス費用一覧

  • 畳:5年~10年で表替え/10年~20年で新調
    ※数千円~数万円×畳数
  • 襖:10年前後で張替え
    ※数千円~数万円×枚数
  • 障子:3~4年で張替え
    ※数千円~1万円程度×枚数

こんなにかかるわけです。

例えば6畳だとして、中間くらいの価格のものを採用すると10年でこれくらいかかる計算になります。

10年経過時の費用目安

  • 畳10年目に表替え:5,000円×6畳=30,000円
  • 襖10年目に張替え:5,000円×4枚=20,000円
  • 障子10年で2度張替え:5,000円×4枚×2年=20,000円
  • 合計:7万円

※実際の枚数や種類によって大きく異なってきます。

ちょっと頭が痛くなってきませんか?

ただでさえ、外壁のリフォームやシロアリの為の防蟻処理などでお金がかかるのに、内装まで余計な出費は抑えたいですからね。

私は頭が痛くなることが目に見えていたので、新築では採用しませんでした。

 

和室のメリットとデメリットまとめ

実際に和室を作った人の口コミや評判から、和室を作る際のメリットとデメリットを紹介していきます。

和室のメリット

メリット

  1. 幅広い用途で使える
  2. 畳の優れた性能をいかせる

詳しく見ていきましょう。

1.幅広い用途で使える

和室は多くの用途に利用できるというメリットがあります。

  • 客間
  • 来客用寝室
  • 子どもを遊ばせるスペース
  • ごろ寝用

1部屋あれば、様々なシチュエーションで困らないので便利です。

和室は、昼寝、洗濯物をたたむ、こたつで寛ぐ、来客を泊める
などに使えるので、あると便利です。

引用:教えて!住まいの先生

客間にもなりますし、個人的には子供を寝かせたり、洗濯物をたたむのに便利かと思います。

引用:教えて!住まいの先生

何の目的かあいまいになるという他の方の指摘も分かりますが、逆に和室は多目的室と考えれば良いのです。客間で使えるし寝転ぶこともできるし遊びにも使えます。寝室にもなります。

引用:教えて!住まいの先生

また、押し入れだと収納が大きいということも、メリットのひとつとして数えられます。

2.畳の優れた性能をいかせる

和室の基礎となる畳には、フローリングにはない性能があります。

  • い草によるリラックス効果
  • 断熱性と保温性
  • 吸放湿性

畳ならではの性能をいかしたい方には和室が選ばれていますね。

あのい草の匂いを嗅ぐと落ち着くので作りました。

引用:教えて!住まいの先生

い草の香りって
精神的に安定させる効果があるので、健康面でもいいんです。

引用:教えて!住まいの先生

日本人の心、というか、
和室のある昭和の家で育った私にとって、
畳の空間は、やすらげる心の原点のような空間です。
香り、感触、歩いたときの足に伝わる感覚。

引用:教えて!住まいの先生

い草の独特な香りは、なんとなくではなく、実際にアロマとしての効果が確認されています。

なぜアロマ効果なのでしょう?畳の清々しく懐かしい香りはい草によるものですが、い草の成分の中でも「フィトンチッド」「α-シペロン」「バニリン」という3成分には大きなリラックス効果が発表されてます。

引用:創業150年 野村畳店 五感に優しい天然い草100%アロマの4つの理由

和室否定派の私ですが、確かに畳の香りでリラックスできるのは否定できません。

特に旅館などで、よく手入れのされた和室では、非常に気持ちがやすらぎますよね。

 

また、畳には以下の優れた性能もあります。

  • 断熱性と保温性
  • 吸放湿性

つまり畳は冷たい空気をシャットアウトし、たくわえた熱を逃さない羽毛布団と全く同じ。

引用:全国畳産業振興会 | 畳の性能

イグサがスポンジとなって湿気を吸収し、畳床のなかの空気が湿気を放出しながら、効率的に呼吸しているわけです。畳一帖分の自然吸湿能力は約500ml。ゆっくり湿気を吸って吐く畳は、高温多湿の日本の気候に最適な床材です。

引用:全国畳産業振興会 | 畳の性能

和室は日本の伝統です。

住まいに安らぎや癒やしを与えてくれるという、大きなメリットがありますよね。

和室のデメリット

和室のデメリットは以下の点です。

デメリット

  1. 畳の掃除・メンテナンスが大変
  2. 器用貧乏な部屋になってしまう
  3. 洋室よりも費用がかかる

1つずつ見ていきましょう。

1.畳の掃除・メンテナンスが大変

畳には特有の不便さがあります。

掃除に気を遣う必要がある上に、定期的なメンテナンスと交換が必要です。

  • ゴザの裏返し(3~4年)
  • ゴザの表替え(5~10年)
  • 畳の新調(10年~20年)

私も実家は畳でしたが、畳の目の中にほこりが入ってなかなか取れない!なんて経験はありますし、飲み物をこぼしたのがしみこんでしまった!なんて経験もあります。

特にお子さんやペットがいるご家庭では、畳の取り扱いを慎重にする必要がでてきますね。

逆に、我が家は将来的に犬などペットを飼うことがほぼ確定だったので、
和室があると爪でがりがりやられたり、粗相をされたこともあり、
手入れなどを考えてなしにしました。

引用:WOMAN'S PARK

あと、実家の畳を掘るように
娘が爪でボリボリしてたので、それを見て
「これはダメだ(((^^;)」と思いました。

引用:教えて!住まいの先生

また、畳は水分を吸収してしまうので、注意が必要です。

ジュースなど飲み物程度ならまだマシですが・・・

ペットや子供の排泄物がしみこんでしまったとかもう・・・

猫がいるので勝手に入って吐いたりする(畳だと不便)

引用:教えて!住まいの先生

2.器用貧乏な部屋になってしまう

和室は汎用性が高い反面、想定の使い道がなければ、使わない部屋になってしまいます。

結果的に、なんでも放り込んでしまい、物置化することもあるでしょう。

いろいろ想定としてはあり得たのですが、すべて「想定」だったからです。
その前に住んでいた家も和室があったのですが、和室として機能してませんでした。

引用:WOMAN'S PARK

以前の家に和室が2つありましたが、私(妻)の家族が数年に一度泊まるぐらいで活用できてなかったので、建て替える時は和室を作りませんでした。

引用:教えて!住まいの先生

また、畳の性質上、跡がついてしまうため、重い家具が置けないというデメリットもあります。

まず重いものを置くとへこみます。キャスター付きの椅子など使えばボロボロになってきます。安定感も他の床材より悪くなります。

引用:OKWAVE

客間として利用するなら、家具はなくても良いでしょう。

しかし、そうでなければ、家具も置けず、掃除やメンテナンスも大変な扱いづらい部屋になってしまいます。

3.洋室よりも費用がかかる

注文住宅を新築しようとする場合、洋室よりも費用がかかってしまうという点もデメリットです。

必要かどうかよりも好みの問題だと思います。和室は高いので資金面の問題もあります。

引用:教えて!住まいの先生

和室は資金面であきらめました。
しかし、本心はとても和室が欲しかったです。

引用:教えて!住まいの先生

悩みましたがお金(畳部屋を追加すると80万だったかな)実際に必要かを過去12年の一人暮らしと2年の社宅生活の経験とそして知恵袋でのアドバイスからトータルで判断しやめにしました。

引用:教えて!住まいの先生

メンテ費用だけではなく、新築時にもお金がかかる・・・

まさにお金持ちのためのものだと言えるのではないでしょうか。

 

和室はリラックス効果や、空気清浄効果があるものの・・・

それらのメリット以上にデメリットがあるのも事実です。

これらを比較して、メリットが上回るのであれば、採用を考えてみればよろしいでしょう。

 

後悔しない和室作りの考え方

現在の和室の傾向や、メリット・デメリットを踏まえ、後悔しない和室作りを考えると、以下の点が重要となってきます。

ポイント

  1. 目的と手段を明確にする
  2. 畳が好きという理由で和室を作っても良い
  3. 想定外になったら最悪リフォームで対応

1つずつ詳しく解説していきます。

1.目的と手段を明確にする

あなたが作ろうとしている部屋の目的や用途を満たす手段が和室であるならば、和室を作って後悔するはずありません。

しかし、それがマッチしていない場合は、後悔することになるでしょう。

 

例えば、将来親と同居する予定だからと、和室を作ったとします。

高齢者だから和室のほうが落ち着くし、過ごしやすいと考えるかもしれません。

しかし、健康に問題がなく、元気なうちは和室で良いかもしれませんが、介護が必要な状態になれば、ベッドは必須になってきますね。

高齢者となれば、布団を敷くのも布団をあげるのも一苦労。

寝起きもベッドの方が格段に楽です。

 

また、客間のために4.5畳の和室を作ったとします。

来客者をもてなすには、問題のない広さです。

しかし、来客者が泊まることになった場合、4.5畳の和室だとギリギリ2枚布団が敷ける程度なので、圧迫感は否めないでしょう。

客間用のゆとりある和室は、6畳以上は必要かもしれません。

 

このように、漠然と和室を1部屋作るのではなく、用途と必要性を先に考え、それに見合った和室を作ることが重要です。

そこに理由を見いだせないのであれば、やめておいた方が価格面では楽になるかもしれませんね。

2.畳が好きという理由で和室を作っても良い

純粋に、畳が好きだから和室を作りたい、と考える人もいるでしょう。

実用性ではなく、好みで和室を作っても何の問題もありません。

自宅を居心地の良い空間にすることは、むしろ重要なこと。

実用性だけ考えて家を建てても、やっぱり和室を作っておけば良かったと、後悔してしまいますからね。

 

ただ、畳のある部屋が欲しいだけなら、1部屋を和室にしなくても、リビンクの一部を畳コーナーにする方法もあります。

客間は必要ないけど、ごろ寝や、子どもが遊ぶスペースが欲しい人にはピッタリです。

また、収納スペースが欲しいなら、30cm以上の、小上がりの畳スペースを作っても良いでしょう。

段差部分を引き出し収納にできるので便利です。

 

リビング横などに畳コーナーを置く程度なら、追加費用やメンテ費用もそこまでかかりません。

そういう工夫をしてみるのは面白いかもしれませんね。

3.想定外になったら最悪リフォームで対応

  • 和室を作ったけど使わない部屋になってしまった
  • 想定よりもお客さんが来ることが多いので客間が必要になった
  • 仏壇を置きたいけど和室がない

家は長く住むものなので、ライフスタイルの変化で、想定外の事態に陥ることもあるでしょう。

それは誰にも予想できないので、しかたがないことです。

最悪、多額の費用がかかってしまいますが、リフォームで対応することも視野に入れて良いのではないでしょうか。

業者に頼むんなら12万円~18万円程度は必要かと思います。(材料、業者により全く違ってくる)

壁や天井まで考えるとなかなか大変になります。

引用:Yahoo!知恵袋

和室→洋室へ変更
・畳撤去代金
・障子撤去代金
・フロア材張り(大工施工費込み)
・クロス張り(天井除く)
(押入れは現状のまま)
→258000円

引用:Yahoo!知恵袋

6帖の間で部屋の改造だけなら40万円くらい。

それにプラスして建具費、照明器具、床材の良いものへの変更などがプラスされます。

8畳の間ならもう10万円くらいプラスかな。

引用:Yahoo!知恵袋

最後にリフォーム費用についてお伝えします。

費用の目安は50万円未満です。

住宅の状態やリフォーム内容によって価格に差が出ますので、下記の事例は参考にとどめてください。

引用:ホームプロ

当初の想定どおり住み続けられるのが理想ですが、万が一の場合はリフォームしてしまうのも一つの手ですね。

 

しかし、やはりこう考えれば考えるほど・・・

和室を採用するなら、「お金に余裕がある方」というのが必須条件となるのかもしれません。

 

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まとめ

「なんとなく和室が欲しい」

もし、この程度で和室を検討しているのであれば・・・

お金が有り余っている方以外はやめておいた方が無難かもしれませんね。

対面打合せが無駄でしかないことを知っていますか?

色々なメーカーを調べていくと、どんどん分からなくなってきますよね。

「もう実際に話を聞いてこようか・・・?」

そう思っているなら赤信号です。

営業の話を聞いて回るのはハッキリ言って時間の無駄。

複数社からの一括請求が一番です。

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