刃牙まとめ

刃牙メインキャラの『実在モデル』まとめ【誰がダレだ!?】

投稿日:2017年7月20日 更新日:

刃牙 キャラ モデル

 

「ああいうことが好きなんだ……
大の男2人並べて――さァどの辺がモデルなんだ?……みたいのが……ね」

というわけで、格闘漫画界に比類するものなき大金字塔、刃牙シリーズのキャラクターたちのモデルとなった(と思しき)人物たちを紹介していきたいと思います。

 

ストーリーと舞台は(突拍子もないことがままありますが)とことんシンプルな刃牙シリーズが、長期に渡って人気を博し続けている理由は、登場人物たちの魅力にあります。

彼らはそれぞれ、世界中の武道や格闘技の流派からエッセンスを抽出し、シンボル化したような存在です。

というのも、それぞれの分野のスペシャリストたちをモデルにしていることが多いのです。

 

だからこそ、そのモデルたちの強さを基に描かれる「強さ」には説得力が溢れています。

そして、我々読者はそのモデルたちの生き様を知ることで、より描かれた「強さ」を実感することができるようになるのではないでしょうか。

 

とはいえ2016年には25周年を迎え、続編を合わせた累計単行本数は130巻にも達するわけで、モデルを全員挙げていたら大変なことになってしまいます。

 

最大トーナメント編なんてガン首揃えた膨大な数の出場者の大体モデルの人が判明しているわけですし、画家のサルハドール・ダリだとか歌手のニック・ジャガー、歴代首相や大統領、テレビに出てるコメンテータなんかも紹介していくと、「実業家・興田政道のモデルは果たして依田巽さんなのかそれとも依田正稔さんなのか」、みたいなディープなことになっちゃうわけですよ。

 

そこでまずは、最新作「刃牙道」でも活躍中の主要人物からモデルを探っていきましょう。

ということで、
刃牙メインキャラの『実在モデル』まとめ【誰がダレだ!?】
をお送りします。

 

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主人公・範馬刃牙

世界中から名だたる格闘家の集まる地下闘技場における史上最年少・無敗のチャンピオンで、ファイトスタイルはトータル・ファイティング。

多種多様なあらゆる格闘技に習熟しており、それらをミックスした自己流の格闘術は、あらゆる局面で対戦相手を圧倒します。

 

「地上最強の生物」範馬勇次郎の血を引く超サラブレッドであり、幼少時から数々の過酷な死線に放り込まれ、自ら飛び込んで死闘を繰り広げてきました。父の血のなせる業か、アメリカ大統領の拉致誘拐もお手の物。

師匠はゴキブリです。

 

父同様に背中の筋肉に鬼の形相を浮かび上がらせたり、脳内麻薬の自由分泌能力のほか、様々な強そうな恐竜を組み合わせた大怪獣に変身する魔法能力を持ちます。

魔法や毒物の影響なのか、脳には異常な影、「範馬脳」が浮かんでいるとのこと。

 

アメリカでの服役生活のため留年したのか、作中で19歳になっているはずの「地上最強の高校生」。

退学にはならなかったのか。

 

刃牙のモデルは?

主人公・バキのモデルとなったのは、元総合格闘家の平直行さん。

平さんについてもまとめてみたいと思います!

 

その夢の原点となったのは、テレビで見たプロレスラーの強さへの憧れ。

上京して新たに見つけた理想は、また言葉もなく、概念が芽吹き始めたばかりの「総合格闘技」のプロになることです。

 

中学時代に始めた空手を皮切りに、ボクシング、プロレス、シューティング、シュートボクシング、まだ日本でほとんど知られていなかったブラジリアン柔術、サンボ……と様々な格闘技を習得。

試合で次々に大技を決める姿、変幻自在に技を変化させるスタイルから、「技のおもちゃ箱」と呼ばれました。

 

刃牙もしばしば行ってますが、平さんも他人の技を真似ることが得意。

イメージを形にする力、見た技を自分の体に置き換えてイメージし、そっくりそのまま表現する力に長けているためです。

刃牙の常軌を逸したイメージトレーニング、シャドーボクシングもそんなところからきているのかもしれません。

 

平さんはシュートボクシングのエースとして活躍しながら、正道会館の全日本大会にも出場したりしています。

この辺りはグラップラー刃牙の序盤を彷彿とさせるところで、事実、打撃と投げ技が飛び交い、バックドロップまで繰り出されたこの大会での試合が作品着想のきっかけとなったといいます。

 

打撃技、組み技を両方本格的かつ高度に満たす稀有な選手として、そのスタイルは夢枕獏より「ストライプル」と名付けられました。

ストライク(打撃)とグラップル(組み技)を合わせた造語ですね。

グラップラーとはいいながら、刃牙も打撃技と組み技のバランスが取れています(むしろ打撃寄りだけど)。

 

2003年に引退後は、ブラジリアン柔術アカデミー「ストライプル」代表として後進の指導の傍ら、各種格闘技のレフェリーもこなし、操体や太気拳、柳生心眼流と武術へと学びのステージを現在進行形で広げ続け、成長し続けています。

 

ユーモアあふれる朗らかな人柄がしのばれる著書やブログから伺えるのは、「何でもあり(バーリトゥード)」人生の数々の転機に最高の出会いを繰り返してきておられるということ。

それは平さんが、趣味はやらないという程に常に格闘技と武術を心底楽しみ、日々の鍛錬での閃きを忘れない探求心を持ち、打ち込んできた結果もたらされた絆ではないでしょうか。

絆の強さといえば刃牙序盤のテーマでもありますね。

 

今現在、平さんは現代武術、総合武術なる「総合健康術」を模索中です。

殺しの技でもあった古流武術から正しい心と体の動かし方という先人の知恵を学び、楽しく体を動かしながら、日々を豊かに元気に暮らす術。

それを世界中に広げたいのだといいます。

 

もしも何十年か後の範馬刃牙が同じような穏やかな道を歩んだら、それはとても素晴らしいことだと思えますが……あの父親がいたんじゃねぇ。

・・・・まぁ、言うて、現在の作画は『剛力彩芽』にしか見えませんが。

 

地上最強生物・範馬勇次郎

刃牙世界の強さの象徴である「わがままを押し通す力」を、ドアノブを回す以外の全てに行使してきた「地上最強の生物」。

ファイトスタイルは「範馬勇次郎拳」。

 

素手で巨大北極熊やマンモスのような巨象を屠り、軍隊をも制圧するなど、他と次元の違う肉体的闘争力を持ちます。

作中の猛者を軽々と圧倒する姿は圧巻で、その上、宇宙の膨張に比喩される速度で成長し続けているそうです。

 

主人公範馬刃牙と血の薄い兄の父親。

あまりに強いのでアメリカが軍事衛星で常に監視中。

そのアメリカの大統領はといえば、就任時に勇次郎一個人と友好条約を結ぶのが恒例です。

 

最近はかなり丸くなり、子供にサインを「作ったり」。ちょっとしょっぱい味噌汁をこさえたり。

 

勇次郎のモデルは?

勇次郎のモデルとなったのは、『坂口松太郎』。

ちばてつやの漫画『のたり松太郎』の主人公です。

数年前には『暴れん坊力士!! 松太郎』のタイトルで2度目のアニメ化もされました。

 

タイトルが変更になったのは、声を暴れん坊将軍・松平健が演じたから。

刃牙以上の長寿格闘技漫画……というか1998年以来掲載はないが完結していないのです。

 

主人公の松太郎はとにかく暴れん坊です。

破天荒という言葉がよく似合います。

人並外れた怪力を持ち、自分勝手で極めて粗暴、殴る蹴るに中学生の身で飲酒は当たり前(といっても19歳なのだが)。

 

冒頭からして学校のマドンナ教師相手に婦女暴行未遂をおこして退学になるんであります。

ちなみにのちにその教師と結婚します。(え?)(勇次郎も似たようなもんか)

 

そしていざこざがあって相撲部屋へ。

相撲を通じて精神的に成長するんだろうなーと思いきや、ほとんどしませんこの男。

暴力団と賭博をやったりする滅茶苦茶ぶりなのです。

 

そんな松太郎にもっと力があったら……と造形されたのが勇次郎です。

松太郎のどんどん周囲を暴風域に巻き込んでしまうような所は勇次郎に似ていますかね。

最近の勇次郎よりタチが悪いかもしれません。

勇次郎のほうがうんと強いのだが、周囲の感じる理不尽さは松太郎の方が上かもしれません。

 

勇次郎のビジュアル的なモデルはマット・ディロンなんだとか。

連載初期ね、うん。

 

武神・愚地独歩

世界最大のフルコンタクト(直接打撃制)空手団体、「神心会」の創設者。館長でしたが劇中で自らを破門。

でも普通に戻ってきて、それからも普通に道場にいます。

 

虎をも葬り去る「虎殺し」で、「武神」や「人食いオロチ」の呼び名も誉れ高い。

親バカ。

ファイトスタイルは空手。

 

武に全てを捧げた男(でも奥さんには多大な愛を捧げている)で、来ると分かっていても回避不能な域にまで達した技の練度は、50年間基本技を毎日千本続けてきた鍛錬の賜物。

結構なお茶目さんであり、試合中にもユーモアをのぞかせます。

巧みな挑発術、油断させての騙くらかしなどの老獪な面も見せます。

 

死亡と単行本の登場人物紹介に書かれた15ページ後に生き返ったことも。

 

独歩のモデルは?

独歩のモデルとなったのは、フルコンタクト空手の元祖である「ゴッドハンド」大山倍達氏です。

国際空手連盟の会長であり、極真会館初代館長。

その半生は一世を風靡した漫画『空手バカ一代』にも描かれています。

 

エピソードは大小挙げれば暇がないのですが、有名なお家芸のビン切りに関してはこんな逸話があるといいます。

 

終戦から7年、いまだ反日感情の根強いアメリカへ空手を広めるため渡米した大山さん。

リングに上がって演武を見せれば、見事なダンス芸だと馬鹿にされてコインを投げ込まれ、ならばと板の試し割りをすることになれば手違いで5インチもある分厚い角材のような一枚板が出てくる有様でした。(「武と言うよりは舞」はここから来てる?)

5インチと言えば15cm以上である。

しかもアメリカは板も(のちに行った瓦割りの瓦も)日本のそれとは違ってとっても固いのです。

観客は戸惑っている大山さん達の姿に殺気立ってくる。

独歩が似たような板をガンガン試し割りしていますが、戦後間もなくの大山さんはこれを現実でやってのけました。

 

それを見ていきり立ったのはその場にいたレスラー達。「今すぐかかってこい」との挑発を受けた大山さんは……

 

刃牙道にも似たようなシーンがありました。

独歩は挑発に乗ったのですが、大山さんは乗りませんでした。

ここで負ければ日本人は舐められる。

一方、1人2人に勝っても無事に会場から出られるかは推して知るべきなのです。

 

会場の全員を黙らせるべく大山さんが行ったのが人差し指と親指での逆立ち。

その体重は80kgを優に超えます。

さすがにこれで屈強なレスラー達も引っ込まざるをえなかったのではありますが、そんなことを続けていたある日に、控室にコーラの瓶を手にレスラーがやってきました。

そしてこれ見よがしに肘で挟んだ瓶をバキバキと割って見せたのです。

 

普段日本でやってきた瓶切りとは瓶の強度が段違いであるそれを12本並べ、内心ヒヤヒヤながら大山さんは一息に斬ってのけました。

これが「ゴッドハンド」と呼ばれるようになった始まりだったといいます。

 

この渡米中にはレスラーとの異種格闘技戦が行われたともされ、試合経過や結果を伝える大山さんの手紙も残っていますが、実情は闇に包まれています。

 

また、ゴッドハンド伝説を彩るエピソードには、虎ではないが数々の牛との対決があります。

大山さんは「日本一になったらただ一撃で牛が殺せるようになる」と思っていたのですね。

果たして猛牛の角切りは映像にもなって有名になり、後世に残っています。

 

他にも、「型は数多く覚えるよりも、数少ない型を完全にマスターする方がよい」と山籠もりでは一つ一つの型を100回ワンセットで繰り返したエピソードや、拳の握り方に疑問を持ったエピソードなどが独歩に通じますかね。

 

独歩のモデルとしては作者から、他に垂木切りで名を成した「拳聖」中村日出夫も挙げられています。

 

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守護キャラ・本部似蔵

仲間(とも)達を守護(しゅご)るため、隠されていた真の実力を解放した、(武器を手にすれば)天下無双の頼れる男。

ファイトスタイルは超実戦柔術・本部流柔術。

 

超実戦柔術とはありとあらゆる武器と手段を使いこなして相手を制圧、圧倒するオリジナルの武術です。

日本刀や鎖分銅、鎖鎌、煙幕に毒、捕縛術、防刃繊維服などの扱いが確認され、作中のメインキャラの中で、最も「勝たねば死」「勝つためには何でもやる」の世界に生きた武術家に近い流派と言えます。

 

ルールのある狭い闘技場なんぞで己の肉体を使った格闘の技を競いあっている小童共とは格が違うのです。

しかも本部は敗れたとはいえ、武器なしの戦いでも勇次郎を背中の鬼面を出させるほどに追い詰めるなど、格闘術にも、えーと、そこそこある一定以上の水準の力を持っています。

 

「刃牙道」での本部は、(かつて)勇次郎に匹敵する(と言われていた)ガイアをも弟子として引き連れて登場し、これまで不幸なことに不利な状況で不覚を取って実力を出せず、惨敗させられていた格闘家共に次々と格の違いを見せつけました。

消力なんぞは本部以外で共有していればいいのです。

 

そして現代に蘇った剣豪宮本武蔵と対決。

武器術や投げ技を縦横無尽に駆使し、それまで主要キャラ達に6勝1分けだった武蔵を締め落とし、勝利をもぎ取りました。

腕力でいうと武蔵は作中きっての怪力キャラであるピクルに負けていないようなので、これはものすごい締め落としなのです。

 

なんで烈さんを守護ってくれなかったのか。郭海皇が悪い。

 

本部のモデルは?

本部の外見のモデルとなったのは、今なお人気の将棋棋士、升田幸三さんです。

外見のモデルということで本部との共通点というのはボサボサ髪と髭、たたずまいという感じになってしまうのですが、寒さに非常に弱く、伝説の高野山決戦では思うような実力が出せなかったりであるとか、大事な終盤で大ポカをしがちであった点(これも体調による面が大きかったといいます)など、本部に近い所はあるかもしれません。

少年時代は武芸者になろうと夢見ていた、なんてエピソードもあります。

 

そうそう、升田さんは13歳で握り飯と下着だけを持って家出したのですが、その時に残した有名な書置きが「この幸三、名人に香車を引いて勝ったら大阪に行く」です。

「どのぐらいになりたい? 六段ぐらいか?」と問われて「八段よりもっと上、日本一になりたいんじゃわ!」と答えた少年が、それを実現したのは24年後のこと。

長い長い20年以上の雌伏の時を経て覚醒した本部に通ずるものがあります。

本部は日本一にはなれないでしょうが。

 

喧嘩師・花山薫

生まれ持った図抜けた体格とで剛腕をふるう「日本一の喧嘩師」にして、寡黙だが義に篤い暴力団藤木系花山組二代目組長。

ファイトスタイルは素手喧嘩(ステゴロ)。

分厚くゴツイ巨漢、ヤクザ顔負けの強面(ヤクザですけどね)、顔も身体も疵(キズ)だらけ。

元々とても未成年に見えない風貌でしたが、めでたく成人。※スカーフェイスにて。

 

重ねた一揃いのトランプをちぎり取るほどに握力が桁外れで、相手の四肢を上下から握れば、逃げ場を失い圧縮された血液によって腕や足が内側から破裂するほど。

相手の攻撃をすべて受け切り、疵だらけになりながら防御ごと怪力で粉砕するなど、そのタフネスも特筆ものです。

 

弱者が「生まれついた強者」に張り合うために作った技術を持つ資格は自分にはないとの考えから、トレーニングや格闘技を学ぶことを自らに禁じています。

 

花山のモデルは?

戦後、その喧嘩の強さで知られたヤクザ「花形敬」本人、というより彼を題材にしたノンフィクション小説『疵 花形敬とその時代』に登場した花形敬がモデルです。

 

世田谷有数の名家に生まれ、知能に優れるのみならず、誰よりも優れた体格を持っていた花形さん。

小学校では仲間をいじめてきた他校の上級生に立ち向かい、登校拒否に追い込みました。

怒鳴り込んできた親に懇々と過程と事情を説明し、逆に関心させてしまったといいます。

 

また、気分が悪くなった級友を荷車に乗せて家まで送っていく頼れるボスでもありました。

そのことで次の授業に遅刻して教師に殴られても、何の弁解もしなかったといいます。

 

そんな彼にとっての正義は、どうして自らの類まれなる腕力と胆力でつかみ取らざるをえないものになってしまったのか。

どうしてそのような価値観・人生観が育まれてしまったのか。

『疵』にはそれが克明に書かれています。

みんな戦争が悪いんや……

 

ただ、カタギの者には絶対に手を出さなかったとも伝わります。

シッポを下げて従った相手にはとことん寛容だったとも。

 

その喧嘩の強さについても数々の描写があり、都内に名を響かせていた番長が、対峙した花形さんのすさまじい形相に臆して立ち向かえなかった話がまず1つ。

マムシのような、と別の箇所からその形相の描写を引いてみましょう。

白スーツとともに花山にも受け継がれた縁なしの眼鏡をかけていると品がよく見える花形さんは、喧嘩の時などはそれを外し、あっという間に驚くほどの強そうなヤクネタ(厄の種)な顔に変貌を遂げたといいます。

中学生当時にすでに4カ所ほど顔に傷があったといい、不良との喧嘩で斬りつけられた傷だけでなく、自分で付けた傷もあったとの同期生の証言が出てきます。

生涯喧嘩において武器を持たない素手喧嘩であった彼が、唯一刃物で傷つけたのは自分の頬だったのです。

この自損行為について、著者の本田靖春さんは「戦中から戦後にかけての激しい鬱屈の表れであった」と推察しています。

 

喧嘩の強さは数々書かれているのでぜひご一読いただきたいのですが、これはもう滅茶苦茶な強さです。

足を使わず手だけで、ほんの数秒で大学生3人を文字通り吹っ飛ばす中学生なんているでしょうか?

いたんですね。

 

その後、前述の(元)番長と共に行動することになるのですが……その関係は愛憎渦巻くすさまじいものになっていきます。

ある時、「いつだってたぎってる。好きな時に来な」と言ってもいないのにどんな時間にでも押しかけてくるなど、あまりに傍若無人な花形さんを殺してしまう相談をしていた(元)番長——今は同じヤクザの組員に花形さんは言います。

「おい、俺を殺す相談か。言っておくけどな、ハジキじゃおれは殺せないぜ。機関銃持ってこい、機関銃を」

そんなセリフがようよう出てくるものでしょうか?

花形さんは結局、その後に(元)番長の策略で拳銃で2発も撃たれるのですが……

 

そこから先、花山薫の原型となった圧倒的タフネスが、現実世界において現出しています。

そして、(元)番長との不器用な、親愛に満ちた和解、その新しい時代の中でもがくような最期……ぜひご一読いただきたい!

 

ヒロイン・烈海王

烈海王、本名を烈永周。

『海王』とは中国武術界で最高峰に次ぐ称号です。

海王は案外いっぱいいますが、烈はその中でも、中国4000年の歴史における最高の大天才です。

ファイトスタイルは中国拳法。

 

人を背負って川の上を走る(!?)ほどの身体能力、道から外れることのない高い精神力から繰り出される奥義の数々は、「魔拳」の呼び名にふさわしいもの。

吐き出す息や髪、足の指までも武器とし、中国武術につきものの暗器や青龍刀、料理などにも高い技量を誇ります。

 

献身的に尽くしてくれるツンデレですが、恋をするとその人のことしか考えられなくなるタイプ。

興味がなくなった相手にはすこぶる冷たい気分屋でもあります。

まるで猫のよう。

 

グルグルパンチからの片足喪失、主人公補正を無理に擁護させられる解説役への就任、ボクシ……謎の空白期間、本部様による守護の要請を受け入れない、宮本武蔵との武器ありの決闘と、いろいろあった末にその最期を迎える。

 

烈さんのモデルは?

烈は、特定のモデルというよりは、中国拳法の格闘家のイメージを寄り合わせて造形されていると考えてよさそうです。

烈は刃牙が「どうやって作ったんだ」と疑問に思う程見事な肉体を持っていますが、外見的なモデルについては、『燃えよドラゴン』のラスボス……の手下、ボロ役など数々のアクション映画に出演したボディビルダー、「ヤン・スエ」や、アメリカ国籍のこれまた世界的ボディビルダー、「ケビン・レブローニ」ではないかとファンの間で考察されています。

 

非常にゴツいマッチョマンのヤン・スエは、太極拳と日本空手の有段者。

中国から香港へ亡命するにあたって海を泳いで渡ったという伝説があります。

川を走った烈さんとは……別に繋がりませんね。

 

往年のハードボイルド刑事ドラマ『Gメン‘75』の香港カラテシリーズでも何度も何度も立ちはだかる名敵役として活躍しています。

「香港カラテ」って呼称を烈さんが聞いたら激怒しそう。

 

ボディビルダーの筋肉は運動に向いていないなんて言いますが、ケビン・レブローニはその筋肉の立派さもさることながら腕力も非常に強く、100mを11秒台で走ることができたそうです。

120kgを超える体重を考えるとえげつない記録です。

烈の素晴らしい筋肉は、こうした動けるマッチョマンをモデルに描かれているのかもしれません。

ケビンさんは俳優に転向などされていましたが、50歳を超えてから、近年ボディビル界に復帰しました。

 

天才・愚地克己

天賦の才を持つ「近代空手の最終形」、「空手界の最終兵器」と呼ばれる神心会の秘蔵っ子。愚地独歩の義理の息子で、ファイトスタイルは空手。

独歩の持ちえなかった格闘家として理想的な体格を持ち、身体能力にもピカ一の潜在能力を見せる。

20歳にして瓶斬りをこなすなど、技にも秀でた稀代の天才体術家ですが、いかんせん心技体の心が伴っておらず、主人公刃牙さんを幾度となくガッカリさせる。

 

烈海王らの助力を得て、日中武術4001年の集大成と音速をさらに超える「当てない打撃」を編み出し、ここにきて自らの天賦の才を追い抜くまでに気高く開花。

2組の両親や拳雄、門下生らへの感謝の思いと絆、真の意味での覚悟を得て精神的に成長し、主人公以上に主人公する灼熱の時間を迎えました。

 

その代償は大きなものでしたが、得たものの大きさに今後の期待が高まります。

 

克己のモデルは?

克己のモデルとなったのは、まずは国内のウエイトトレーニングの分野で実践的科学理論を唱えた第一人者と言われる山本義則さん。

ボディビルダーとして国内外で活躍し、トレーナーとして大成。近年はメジャーリーガー・ダルビッシュ有選手の指導で知られています。

ベンチプレス260kgの記録を持つなど剛力も誇った。現役時代のステロイド使用については意見が様々。

克己のように「俺はナチュラルでなくていい」とは言っていないはずですが。

 

もうお一方、マッスル北村さんはその本名を克己といい、日本人ビルダーとして後にも先にも並ぶ者のない超人的なレジェンドです。

「さんまのナンでもダービー」をはじめ数々のテレビ出演で、印象に残っている人も多いかもしれません。

 

その数々の偉業と高潔で優しくストイックな人柄は、マッスル企画HPに詳しい。

魂を燃やすような驚異的なハードトレーニングとその最期は「灼熱の時間」に通ずるものがある……かもしれません。

 

お二人の共通点と言えるのが、日本人離れしたボディとその高学歴。

克己の学歴はどうなんでしょう。あまり高学歴には見えな……

 

武の体現・渋川剛気

齢70代、非常に小柄な体にして数々の猛者を子ども扱いし、投げ飛ばす「達人」、「部の体現者」と称される生きる伝説武術家。

ファイトスタイルは渋川流柔術。

 

作中で柔よく剛を制すを地で行く人物。

実戦の場で初めて合気を使用した男。

若き折より死合いの場に身を投じてきた為、作中屈指の武術キャリアを持ち、試合運びも巧みですが、武蔵戦はあれはしょうがない。

 

飄々とした温和な好々爺ながら、危機にはそもそも近づけなくなる「真の護身」に開眼しながらなおも前に進むなど、その内側には誰よりも激しい闘争心を燃やしています。

触れただけで相手を無力化したり、相手の攻撃の力の流れを反らして自分の力を加えたうえで返す合気によるカウンター技を得意とします。

足払いを刈り取って相手の巨体を軽々と投げたりと、柔術とのミックスで対戦相手を翻弄する。

 

しかしなぜか合気の技は他人にコピーされやすい性質も持っているようです……

 

渋川のモデルは?

合気道の達人で、「不出世の達人」と呼ばれた塩田剛三さんがモデルです。

その大男を吹き飛ばす神業は映像にもいろいろと残っています。

 

刃牙の祖父・範馬勇一郎のモデルでもある「昭和の姿三四郎」木村政彦さんの大学の同期生で、腕相撲では2勝1敗。

二人の体重差は40kg近くあったのですが、完勝です(ちなみに2つ下の学年には大山倍達さんがいました)。

 

小さい頃は体が弱く、小学校で剣道、中学校で柔道を学びました。

18歳の時、中学の校長先生から紹介され、渋川の師匠御子柴喜平のモデルでもある合気道の植芝盛平さんの門を叩きます。

 

この時、植芝さんの門弟を次々投げ飛ばす演武を見せられ、嘘ではないかと疑問に思って立合いをその場で挑み、蹴りを放つもあっという間に投げ飛ばされて入門を決心したそうです。

渋川の免許皆伝の流れとはちょっと違いますが、似たシチュエーションです。

 

後年、同じように疑問を抱いたのがロバート・ケネディ大統領です。190cm、体重100㎏を超す屈強なボディガードに塩田との立合いをさせた所、腕を掴んだとたんに力が抜けて「蜘蛛がピンで張り付けられたように」道場の床に這いつくばったといいます。

こちらの自身のエピソードのほうがシチュエーションとしては近いかもしれません。

 

塩田さんは金魚鉢をこつこつと叩いて、金魚の動きを合気道に取り入れられないか数年間考察するなど、研究熱心でもありました。

合気道に熱中しすぎて大学留年もしています。

 

ちなみに植芝さんは銃弾を見てから回避するなどの数々の伝説を残し、「真の護身」に通ずる「絶対不敗とは、絶対に何者とも争わぬこと」という言葉を残しています。

その口調も姿も御子柴そっくりです。

 

大・ジャック・ハンマー

今日強くなるために明日を捨て、生命を脅かすほどに常軌を逸したハードドーピングとハードトレーニングで人類の壁を乗り越えた「」……これといった異名はない。

あえて言うなら「食料」か?ファイトスタイルはピット・ファイティング。

 

主人公刃牙の腹違いの兄で、範馬勇次郎の血を引いています。

その出生の経緯から父を憎み、超えることを目標としており、弟の鏡写しのような存在とも言えます。

 

父に迫る体格を誇り、特殊な筋肉増強剤の大量摂取と、それが可能にした日に30時間以上に相当する鍛錬によって規格外の圧倒的身体スペックを誇る。

2度の骨延長手術により、完全に改造人間へと化しました。

 

噛みつきを得意とし、その強靭な歯はTボーンステーキの骨をサクサクとスナックのように食すほどですが、弱点となったりその失敗が潮目となる局面も多く見受けられます。

多分噛みつかない方が強い。

狂牛病も怖いし。

 

作中屈指の強者ながら、敗北の印象もまた強い。

勇次郎を除けば刃牙、ピクル、本部と主人公やラスボス級を相手取って、相手を圧倒する局面もあった上での敗戦であるので致し方ないところです。

 

過剰な強さへの欲求は彼の寿命を確実に縮めているものと思われますが、骨密度は良好。

さらに大食漢であり、その兆しは見えません。

徳川の方が先に亡くなりそうだ。

 

ジャックのモデルは?

「爆弾小僧」、「カミソリファイター」と呼ばれたイギリス出身の元プロレスラー「ダイナマイト・キッド」がモデル。

本名はトム・ビリントン。

1980年代に活躍。173cmと外国人レスラーとしては小柄な体格ながら、日本においてはタイガーマスクらと死闘を繰り広げ、彼にシングル戦で唯一の黒星をつけました。

 

そのファイトスタイルは破滅的とも形容され、ジャックとも重なるところがあると思われます。

動きはスピーディーで、パワーにあふれ、すごみのあふれる自らの身を顧みないものでした。

後進にも多大な影響を与えましたが、特筆されるのはその爆弾小僧ぶり。

 

例えば、通常はコーナー最上段から飛び上がってのヘッドバットは相手の肩を狙ったりするものですが、自分にも甚大なダメージのある頭と頭のぶつかり合い、本当の頭突きをキッドはやってのけるのです。

当然、かけた側、食らった側の双方ともに流血、などといった場面が多々見られたといいます。

 

ジャックといえばのステロイドについてですが、人間用のステロイドが手元になく馬用のステロイドを使ったら卒倒した、と自伝に書かれていますし、近年その使用歴についてもインタビューで語っています。

近年の映像から見るその姿は、ステロイドの強大な副作用について改めて考えさせられるものです。

ジャックは果たして副作用を「裏返す」ことができるのでしょうか……

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はあまりネットに出ていないであろう面から主要人物のモデルについて調べてみました!

機会があればその他のキャラについてもご紹介していこうと思います♪

 

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