2019年5月9日、トヨタとパナソニックが住宅事業を統合することを発表しました。
- 「統合したら、各ブランドはなくなっちゃうの?」
- 「住宅事業の統合による影響は、どう考えたらいいの?」
と、このニュースに関心を抱いた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トヨタホームやパナソニックホームズの統合内容や、関係を詳しくご紹介します!
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
トヨタホームとパナソニックホームズが住宅事業を統合
さっそく、トヨタとパナソニックの住宅事業統合のニュースを見ていきましょう。
子会社を移管「プライム・ライフ・テクノロジーズ」立ち上げ!
パナソニックとトヨタ自動車は5月9日、住宅事業の統合を発表した。同額出資する新会社「プライム・ライフ・テクノロジーズ」を20年1月7日に設立し、両社が傘下に置く住宅メーカーや建設会社を移管する。
トヨタとパナソニックは、共同出資によって「プライム・ライフ・テクノロジー」を設立します。
具体的には、
- トヨタホーム
(トヨタの子会社) - ミサワホーム
(トヨタホームの子会社) - パナソニックホームズ
(パナソニックの子会社) - パナソニック建設エンジニアリング
(パナソニックの子会) - 松村組
(パナソニックの子会社)
以上の5社を、「プライム・ライフ・テクノロジー」で管理することになります。
トヨタとパナソニック両社の出資比率は、同じ割合になる見通しです。
また、三井物産から出資を受けることも、検討しているそうです。
すでに、三井物産と街づくり事業に関連する新たな価値創出を目的とした覚書を締結しており、出資の可能性を含め検討していくとのこと。白柳氏は「三井物産は、不動産開発の知見と多くのプロジェクトを通して、数々の会社との関係を築いている。今後の海外進出においても大きく貢献してもらえると考えている。中立的な視点でアドバイスいただけると思う」と三井物産の参画に期待を寄せた。
(※白柳氏とは、トヨタ自動車の執行役員、白柳正義氏のことを指します)
各ブランドは継続
「自分の家を建てたブランドが、なくなっちゃうの?」と寂しさを感じている方も多いでしょう。
しかし、各ブランドは、そのまま継続するようなので安心してください。
これからも、各エリアで、営業力を発揮していく点は変わらないようです。
例えば、トヨタホームなら、トヨタ自動車のある愛知県周辺では絶大な人気を誇ります。
戸建て販売実績を見ると、愛知県では18年連続で、1位となっているんですよ。
同じように、パナソニックホームズも、本社のある大阪周辺で根強く支持されています。
こういった、良い部分はそのまま残していくというわけですね!
\その会社、大丈夫?/
※ダメ会社をあぶりだす。
提携による影響は?
提携による影響は、プラスに働くと言えそうです。
具体的に見てみましょう。
新会社の住宅販売戸数が国内最大に!
2017年の販売戸数を見てみましょう。
1位に輝いたのは、積水ハウス(1万3294戸)でした。
しかし、提携が成功した場合、
- 6位:ミサワホーム(6885戸)
- 7位:パナソニックホームズ(5090戸)
- 8位:トヨタホーム(4810戸)
以上の3社の合計が、1万6785戸となり、積水ハウスを抑えて、最大規模になると予想されています。
調達・開発・製造の一本化で効率UP
提携後は、バックヤードを共通化します。
その結果、
- 資材調達の効率化
- 施工・検査の省人化
(人間の労力・労働時間を減少させること) - エコシステムの構築
など、プラスの変化を期待できます。
つまり、低価格で資材を仕入れたり、労働力を削減したりすることで、コストを削減できそうです。
また、提携後は両社の強みを生かした街づくりを検討しているようです。
今後の情報に期待ですね。
まとめ
トヨタとパナソニックが、住宅事業を統合し、「プライム・ライフ・テクノロジー」を設立します。
トヨタホームの子会社である、ミサワホームをはじめ、5社を移管する予定です。
とはいえ、それぞれのブランドは維持されるということですよ♪